サイコパスなのはヒトラーよりもトランプ! ヒラリーは“暴君ネロ”とナポレオンの間のスコア
■ヒトラーを上回ったトランプ、暴君ネロを超えたヒラリー
フタを空けてみれば、トランプの全般的なPPI-Rスコアはかなり高いことが判明した。なんとアドルフ・ヒトラー(計169点)を抜き、ウガンダの“人食い大統領”ことイディ・アミン(計176点)の間に入る171点という高スコアなのである。ヒトラーとアミンという歴史的な独裁者と同じ程度にトランプもまたサイコパス的な特性を持っていることになる。しかもトランプの場合、功利的自己中心性(ME)は26点と、アミン(22点)よりもかなり高く、絶大な社会的影響力を持ちながらもトップリーダーとしてはやや問題がある点がないわけでないようだ。ほかにも気になるのは、無責任な無計画さ(CN)が20点と高いことだ。この計画性のなさは、これまでの彼の軽率な“暴言”の数々が物語っているとおりだ。
一方、ヒラリーのほうも女性としてはかなり高いスコア(計152点)で、ローマ帝国の第5代皇帝“暴君ネロ”(計151点)を上回り、ナポレオン・ボナパルト(計153点)の間に入るという健闘(!?)ぶりである。そしてヒラリーもまた功利的自己中心性(ME)が25点と高く、ほかのスコアもまんべんなく高いトランプにくらべれば、より自己中心的衝動性の高いタイプのリーダーということになる。これは国民感情を汲み取る共感能力に欠ける傾向をあらわしており、自ら掲げたゴールへの到達のためには、超然とした態度で事にあたる性格的特性を持っていることになる。
ダットン博士によれば、このPPI-R心理テストは決してサイコパスを見つけ出すためのものではないが、サイコパス的な特性は浮かび上がってくるということだ。
「トランプ、ヒラリーの両候補について、このスコアが評判を高めるものにもなれば、批判するための材料にもなるのが興味深いですね。両候補も比較的高いスコアを記録しています。ということは、今回の選挙は我々がどちらかを大統領執務室へ連れていき、一方を一度精神科で受診させるという選択になります」(ケビン・ダットン博士)
現在の小休止の後、これから11月の決戦に向けて両候補の選挙戦はいよいよ本格化する。“精神鑑定”的にはどちらもリーダーとしての素質は良くも悪くもたっぷりあるということになる。はたしてアメリカ国民がどちらを選ぶのか引き続き注目したい。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」ほか
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