【東松山リンチ殺人】暴力団よりも凶悪…各地で隆盛する「少年ギャング」の恐るべき襲撃力
■“美学を欠いた”今時の不良たちが外道すぎる
カラーギャングと言えば、2000年代前半に東京・渋谷などで見かけたが、いつのまにか消滅。それが時を経て今、地方で再び隆盛を極めようとしている。2013年3月には、同じ埼玉県内で敵対する「黒」と「青」のカラーギャングチームが大乱闘。計46人が凶器準備集合や傷害などの容疑で逮捕・書類送検された。両者の因縁は、過去にヤンキー系雑誌で黒ギャングの記事が載り、「青を黒に塗りつぶす」と書かれていたことに青ギャングが腹を立てたことに始まる。黒ギャングのリーダーは18歳の塗装工で、青ギャングのリーダーは16歳だった。
都内に目を向けると、このところ激増しているのが「面子(メンツ)」と呼ばれるグループ。昨年10月、東京都足立区に住む16~17歳の少年によって結成された「綾瀬面子」のメンバー10人が、隣の葛飾区の少年グループのメンバーを呼び出し一方的に暴行、逮捕された。葛飾側の少年は脳挫傷や網膜剥離などの重傷を負ったが、一歩間違えれば死んでいてもおかしくない。綾瀬面子のリーダー格のアルバイト少年(17)は「チーム力を高めたかった」と供述している。
同じく綾瀬面子で言えば、今年3月、メンバー3人が葛飾区の公園に仲間のアルバイトの少年(16)を呼び出し、前歯を折るなどの怪我を負わせ傷害容疑で逮捕された。3人は取調べに「俺の元彼女に手を出した」「ボコボコにしてやろうと思った」と話しているという。
先月中旬には、バイクを繰り返し盗んだとして「葛西メンツ」を名乗るグループの少年18人が一斉検挙された。全員が容疑を認め「バイクに乗るのが楽しかった。遊び感覚で盗っていた」と供述している。
実話誌の男性ライターは「メンツとは文字通り、仲の良い面子という意味。暴走族のような、いかにもなヤンキーファッションではなく、EXILE系が多い。タイマン勝負はせず、ムカつく相手がいたら、作戦を練って集団で襲う。凶器を使うこともザラ。この辺りは80年代の暴走族ではなく、関東連合の影響を受けていると言ってもいい。加減を知らない連中なので、ある意味、暴力団よりも怖い」と話す。「正々堂々」という不良美学はとうの昔になくなってしまったようだ。
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