NASAによるトラピスト1宇宙人の衝撃予想イメージを世界初公開! 世界的宇宙物理学者が徹底解説

NASAによるトラピスト1宇宙人の衝撃予想イメージを世界初公開! 世界的宇宙物理学者が徹底解説の画像3トラピスト1fの地表から見た光景の想像図 画像は「NASA」より引用

■世界的宇宙物理学者が徹底予想! 「トラピスト宇宙人」の衝撃的姿

●水があるということは、生命がいる可能性は高い

 複雑な物質というのは、新しい物質と物質が出会うことによって誕生します。つまり、氷の塊ではなく液体の水がある方が、異なる物質同士が出会う可能性が高いため、生命を含むより複雑な物質が誕生しやすいということです。また、地球の生命も深海ではなくもっと浅瀬の波打ち際あたりで誕生したといわれていることから、より変化が大きい場所(乾燥したり、混ざったり、湿ったりなど)の方が複雑なものができやすいと思われます。また、重力が軽すぎて水が干上がってしまった火星とは異なり、重力も地球と同程度だと予想されるため、水や大気をキープすることもできるでしょう。よって、トラピスト1e・f・gのいずれかに液体の水があるとなれば、地球外生命が存在する可能性は格段に高くなるわけです。

●知的生命体がいる可能性は高い

NASAによるトラピスト1宇宙人の衝撃予想イメージを世界初公開! 世界的宇宙物理学者が徹底解説の画像4トラピスト1系 画像は「NASA」より引用

 7つの惑星が近い環境にあるということは、仮に知的生命体がそれぞれ存在した場合、7つの惑星間でエイリアンが出会う可能性はかなり高いといえるでしょう。地球の文明の発展と同様に、独自の発展を遂げた惑星同士が出会えば、飛躍的な進化が望める可能性があります。また、空を見上げても、丸いものが月しか存在しない地球とは異なり、トラピスト1系では、複数の「丸い」惑星の存在を確認することができるはずです。よって、自らが住む惑星が丸いということに気がつくスピードは地球人よりも速くなるでしょう。地球人が火星の存在に気がついたのは、たかだか500年前くらいのことですが、彼らはもっと早くほかの惑星が複数あることに気がつくに違いありません。文明は天文学とともに発展するともいわれていることから、彼らの発展スピードはかなり速く、豊富な知的財産を持ちえている可能性があります。

●帯状の文化圏

 7つの惑星はいずれも「昼の領域」と「夜の領域」がはっきりと分かれていることから、四季のある地球と比べると、変化に乏しく、生き物が生まれにくい環境にあるといえます。しかし、昼と夜の境目は比較的ちょうどいい気温を保っている可能性があります。そのタテのリング状に文明が発展していく可能性があるということです。地球人は船で海を一周して地球が「丸い」ということに気がつきましたが、彼らはまず「リング状」であることに気がつき、その後「丸い」という結論に至るはずです。

●赤茶色の「昆虫型」知的生命体がいる?

 NASAの画像を見ても、太陽が当たっている方は全体的に赤い色をしています。もちろん、これは地球人から見た「赤い色」なのですが、もし宇宙人がいるとしたら、彼らの目にはただの赤でも「赤・赤外線・遠赤外線」など、より細かい赤が存在している可能性もあるでしょうね。とにかく「赤」をうまく利用した進化を遂げるでしょう。また、強烈な太陽フレアから身を守るため、昆虫にみられるような厚い皮膚をもっている可能性もあります。見た目は“鎧”を被っている感じになるかもしれませんね。もちろん、夜の方はそれよりも肌が薄いということになるでしょう。重力は同程度なので、身長は人間と同じくらい(50cm~10mの範囲内)で、1000mの巨人や0.1センチの知的生命体ということはない。ただし、熱い環境であれば体が小さいほうが有利になり、寒ければ背が高くなるため(地球の黒人・白人同様)、昼側は1メートル。夜側は2メートルなど、差があるはずです。もしもリング状に生命体がいるとすれば、本当に人間と同じ程度かもしれませんね。

●地底人も存在する可能性

 強烈な太陽フレアによる地磁気のエネルギーが強い場所では生命が誕生しにくい、と多くの研究者が指摘して入るものの、地底などで生命が誕生した場合は話が別です。たとえ表面が過酷な状況でも、生命がいる可能性はあるでしょう。

●電磁生命体の可能性

 強烈な太陽フレアを利用する生命体も誕生する可能性があります。地磁気のエネルギーを使った「電磁生命体」ですね。また、昼と夜の“寒暖の差”を利用した地熱発電などが行われている可能性もあるでしょう。葉っぱのように太陽の光だけではなく、太陽風や地磁気を直接受けて育ってエネルギーを得る生命が育まれている可能性はありますね。

●今後は「エウロパ」研究が進む?

『2001年宇宙の旅』の続編である『2010年宇宙の旅』は、木星が太陽になるというストーリーでしたが、今回の発見はそれとよく似ています。トラピスト1は木星と同じくらいのサイズであり、7つの惑星も木星の衛星エウロパと同じくらいの距離ですから、今後、木星の衛星であるエウロパやエンケラドスを調べることで、トラピスト1の惑星に生命がいるかどうかもわかってくる可能性があるでしょう。

※次頁はいよいよ、以上をもとに導き出した「トラピスト宇宙人」の衝撃的姿を世界初公開!

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