全国各地で「地震雲」出現相次ぐ!! 超巨大地震の発生間近か、専門家が謎に迫る!
今度はタグつけておきます。南西もしくは西南西の方角なので、大阪湾方面かと。
— mi-chiy (@michiy0121kreuz) 2017年3月12日
♯地震雲 pic.twitter.com/O7wyxM846v
「今回、全国各地で話題となっている不思議な形の雲ですが、その中で、いわゆる『竜巻雲』などと呼ばれているものは、『これが出ると大地震』とか『雲が湧き出ているところが震源』などといわれたりしています」
「たしかに、阪神・淡路大震災の前に撮影されたといわれる写真は有名ですが、実はあれは、湧き出ていたとされる地点が移動しており、長時間移動しないという特徴を持つ地震の前兆雲ではなかったといわれています。飛行機雲が風などで崩れたものだったのかもしれません」
なんやこの雲
— Yuto (@YutoUtopia) 2017年3月13日
地震雲?? pic.twitter.com/dpYOrqvRL0
「長年にわたり地震雲にフォーカスした研究に取り組まれてきた上出孝之氏の『わかりやすい地震雲の本』(北國新聞社)のカラーグラビアページに、『竜巻状の飛行機雲』と題した写真が載っていますが、これはまさに巷で『竜巻雲』と呼ばれ、大地震の前兆とされている雲に酷似しています。しかし上出氏は、この写真に対して『地震雲に間違えやすいが実は飛行機雲』とコメントしているのです」
「また、地震雲研究の先駆者とされる鍵田忠三郎氏(元・奈良市長)の地震雲に関する著作には、竜巻状の雲はまったく出てきません。ほかに、『あばら状の雲』または『肋骨雲』などと呼ばれる雲も、地震の前兆とされることもあるようですが、雨の前兆であるともされており、両者を見分けるのは至難の業です」
やばい地震雲が確認された念のため京阪神地区の人は地震に注意せよhttps://t.co/G34t3xmbCD
— かねごん#11760 (@KanegonKyouso) 2017年3月13日
今すぐFPSを始めよ。 pic.twitter.com/VwCiAK4cNl
「もうおわかりだと思いますが、地震雲研究の世界は非常に奥が深く、一朝一夕には習得できるものではないのです。通常の気象雲と地震雲を見分けるのは、熟練を要するとともに、気象学や雲に関する十分な知識も必要となるでしょう。私自身は、地震雲という地震の前兆現象は存在すると考えます。通常、ネット上で騒がれている『地震雲』の中には、本物である可能性を持つものもありますが、しかし実際のところ大半は『フェイク地震雲』だったりします。やはり地震雲を本気で研究する場合は、まず気象学の学習から始めるべきでしょう」
「地震雲でも他の宏観異常現象でも、不安に思うことがあれば、まずは防災意識を高めて、いざという時の備えをもう一度確認する。そして、たとえ地震が起きなかったとしても『良い予行演習になった』と次につなげる、そんな姿勢が大切ではないでしょうか」
地震雲⁉ pic.twitter.com/nii1mFHY72
— お花見 どこ行こぉ *ぴよ (@piyopiyotorip24) 2017年3月12日
今回の地震雲多発が、地震の前兆なのか、そもそも本当の地震雲と言い切れるのか、謎はますます深まるばかりだ。しかし百瀬氏の指摘通り、いつか必ずやって来る“その時”に備えて、もう一度気を引き締めるとともに防災意識を高め、避難経路を確認したり、備えを万全にすることこそ、現時点における地震雲への最良の対応といえるのだろう。
ひとたび発生すれば、国を壊滅的な大混乱へと導くことが確実視されている首都直下型地震や南海トラフ巨大地震。あなた自身と大切な人を守るため、どんな小さな異変も決して軽視するべきではない。
(編集部)
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、『防災三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
参考:「togetter」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊全国各地で「地震雲」出現相次ぐ!! 超巨大地震の発生間近か、専門家が謎に迫る!のページです。百瀬直也、電磁波、宏観異常現象、首都直下地震、南海トラフ巨大地震、地震雲などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで