Wi-Fiの100倍速の爆速無線通信「Li-Fi」が超スゴい! LED電球の光波がデータを転送、iPhoneに搭載も!?

■直射日光が当たる場所では使えないのだが……

 では、いいことづくめかというと、そうでもない。

 Li-Fiの最大の弱点は「直射日光が当たる場所では機能しない」ことだ。光センサーが変調光波を検出できなくなるからだ。つまり、Li-Fiの使用は室内に限られ、壁を通すこともできないので部屋ごとにLi-Fi対応のLED電球を取りつけなければネットには接続できないことになる。また、LED電球を使用するにしても、現在、自宅やオフィスの天井にあるような“現行のLED照明”ではNGで、新しいタイプの電球が必要とされる。当然のことながらスマホやタブレットなどのデバイス側でも、最先端テクノロジーによる光センサー搭載でなければ反応しない。

Wi-Fiの100倍速の爆速無線通信「Li-Fi」が超スゴい! LED電球の光波がデータを転送、iPhoneに搭載も!?の画像3 画像は「pureLiFi」より

 まだまだ課題は多いようだが、Li-Fiは新しい通信システムとしてかなり期待が寄せられていると言っていいだろう。とはいえ、Wi-FiがLi-Fiに根こそぎ取って代わられるわけではなく、研究者たちは現在、新旧のワイヤレスシステムのそれぞれ“いいとこ取り”を模索し、スピードとセキュリティを最大限に生かすべく開発に取り組んでいる。たとえば、電波である5G通信は屋外の通信に、Li-Fiは屋内でというようにシームレスに使いこなすこともできそうだ。

 最近ではスマホも生活の一部となってきたが、3年前には、ここまで“日用品”として溶け込むとは想像できなかった気がする。もしかするとLi-Fiでの通信も、3年後には当たり前の世の中になっているのかもしれない。
(文=佐藤Kay)

 

LiFi: What is it? 動画は「pureLiFi」より


参考:「NZ Herald.co.nz」、「Daily Mail」ほか

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