ドイツで“ブラックホール現象”発生、周囲を引き寄せて飲み込み破裂! LCLS超高出力レーザーの革命的実験
■実験室でブラックホールを作れる日は近い
医療や美容、あるいは金属加工の工業分野など、すでに広く活用されているレーザー技術だが、最先端の学術研究においても着実に開発と応用が行われている。
エネルギー分野では「レーザー核融合」の研究が進められており、従来の核分裂反応を利用する原発よりも飛躍的に安全性が高まるとされ、早期の実用化が期待されている。オバマ政権時代のアメリカで研究が本格化したが、日本でも浜松ホトニクス、トヨタ自動車、大阪大学などが本格的な研究に取り組んでいるという。
また原子力分野への応用としては、レーザー放射によって放射性廃棄物を無害化する研究も進められている。再利用できなくなった放射性廃棄物の処理は社会にとって頭の痛い問題であるが、高出力レーザーの照射によりセシウムの分離を可能にする技術の開発が進められており、この問題に一筋の光が射している。

さらに、基礎科学研究分野では高出力レーザー技術の進歩により高エネルギー密度科学の進展にも大きな期待が寄せられている。いわゆる“ビッグバン理論”に関係する真空の「量子ゆらぎ」を観測できる可能性が生まれ、ブラックホールの「事象の地平面」を実験室で再現できる可能性さえ出てきているのだ。ということは、決して夢物語などではなく、実験施設で宇宙に浮かんでいるものと同じブラックホールを生成できる日は近いといえるのかもしれない。その時、人類にとって最悪のケースを迎えないことを祈りたいものだが……。
参考:「Daily Mail」、ほか
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