ドイツで激ヤバ“ブラックホール現象”発生、周囲を引き寄せて飲み込み破裂! LCLS超高出力レーザーの革命的実験

 あらゆるものを飲み込むブラックホールが、もしも地球上に出現したら一体どうなってしまうのか――? 一説によると“この世の終わり”に直結する大惨事を招くともいわれているが、先日きわめて小さな“ブラックホール現象”が最先端の実験施設で確認されたという。


■X線レーザーをヨードメタンの分子に照射すると“ブラックホール現象”が起きる!

ドイツで激ヤバブラックホール現象発生、周囲を引き寄せて飲み込み破裂! LCLS超高出力レーザーの革命的実験の画像1 「Express」の記事より

 人類の未来を切り拓く先端技術として、AI(人工知能)やロボットに多くの視線が注がれているが、高出力レーザー技術の進歩も同様に注目を集める最先端の技術分野だ。そして先ごろ、最新の高出力X線レーザーで“ブラックホール現象”が発生したという驚きのレポートが登場した。

 独・ハンブルグ大学などの合同研究プロジェクトチームは、最高レベルの出力を誇る「X線自由電子レーザー(Linac Coherent Light Source)」を使って、最大出力レベルのX線レーザー光を一点に集中させ、ヨードメタン(CH3I)の分子に照射する実験を行なった。

 その結果、まるでブラックホールのような“虚空”が出現して周囲の電子を引き寄せて飲み込み、その後すぐに破裂して消滅したという。

「X線レーザーパルスは最初、ヨードメタンの原子から5、6個の電子を引き剥がしました。これはつまり、高出力のレーザーを浴びることで、ヨードメタンの原子が渦の中心となって周囲の電子を引き寄せて吸い込むという“ブラックホール現象”が引き起こされたのです」

 ドイツの研究機関、「Center for Free-Electron Laser Science(CFEL)」の研究者であるロビン・サントラ氏は英紙「Express」の記事でこのように解説している。

ドイツで激ヤバブラックホール現象発生、周囲を引き寄せて飲み込み破裂! LCLS超高出力レーザーの革命的実験の画像2Express」の記事より

 また、米・カンザス州立大学のダニエル・ロールズ教授は、今回の研究について「強いX線が分子構造にどのようなダメージを与えるかについての理解を深めることができる」と解説している。強力なX線レーザーは、分子レベルの“死滅”もたらすものにもなるのだ。

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