米国新型核爆弾「B61-12」の殺傷力が史上最悪すぎる…! オバマのノーベル平和賞はどこへやら、核戦争に一直線!

米国新型核爆弾「B61-12」の殺傷力が史上最悪すぎる…! オバマのノーベル平和賞はどこへやら、核戦争に一直線!の画像2 「Daily Mail」の記事より

■今後は核兵器の使用が現実的な選択に入る

 B61-12は、TNT爆弾300トン~5000トン分相当の核出力の間で調整可能だ。TNT爆弾300トン相当というと、かつて米軍により広島に投下された「リトルボーイ」の約2%の核出力である。

 米ジョージタウン大学のキアー・リーバー氏と同ダートマス大学のダリル・プレス氏によるシミュレーションによると、米軍が中国のICBMサイロ(大陸間弾道ミサイルを格納する建築物)に対して既存の核兵器を用いて攻撃を試みた場合、300万人~400万人の犠牲者が予想されるという。

 一方、B61-12のような低威力の兵器が使用された場合は、わずか700人の犠牲者しか予想されていない。これは実に恐るべきことで、1940年代以来、私たちは初めて、核兵器が現実的に、そして“カジュアルに”攻撃選択肢に入る世の中に突入しつつあることを意味しているのだ!

 昨年トランプ政権が発足して以来、米国の軍事予算は上がる一方でとどまるところを知らない。B61-12が物議をかもした理由の一つにその超高額な開発費用があったが、もはやその障壁も完全に取り払われてしまったようだ。現在も米国は2020年3月の初回生産を目標に着々とこの悪魔的兵器の研究・開発を進めている。

参考:「Daily Mail」、「Warrior」、「Mother Jones」ほか

文=池上徹

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