元GoogleエンジニアがAIを神とする宗教を創設! 人工知能教団「未来への道」の教義に戦慄「ゴッドヘッドの理解と崇拝を通じて…」
■レヴァンドウスキー氏から絶えない黒い噂の数々……
ところで、このアンソニー・レヴァンドウスキー氏、実はかなりいわくつきの人物である。今回の宗教団体創設以前から、Googleの自動運転関連の機密情報を盗み出した容疑で世間を騒がせていたのである。
氏は2016年に退社するまで、Google在籍時は自動運転開発プロジェクトに携わっていた。2016年に退社後はGoogleマップの元製品責任者であるリオール・ロン氏らと共同で自動運転トラックを手掛けるOttoを設立し、同社はその後タクシー配車アプリのUberに買収された。
で、レヴァンドウスキー氏がGoogleを退社してOttoを設立する際に、1万4000ファイルにも及ぶGoogleの自動運転関連の機密情報を盗み出したのではないかとの疑惑が持ち上がり、現在も係争中なのである。くしくも、共同でOttoを設立したリオール・ロン氏はかつてイスラエル陸軍で諜報技術プロジェクトチームに約7年間配属されていたという過去を持つ……。
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さて、“Way of the Future”の創設が2015年の9月であったことは先述したが、この事実もまた妙なのだ。というのも、2015年9月の時点ではレヴァンドウスキー氏はまだGoogleに在籍しており、同月、氏が熱望していたとされるGoogleの自動運転部門のCEOに韓国・現代自動車の米国法人CEOを務めたジョン・クラフシック氏が任命されているのだ。ともすれば崇高な理念よりも先行して、このビジネスキャリア上の挫折が宗教団体創設の引き金となったのだろうか?
いかがだったろうか。人工知能を“神”と標榜する“Way of the Future”創設者アンソニー・レヴァンドウスキー氏だが、少なくとも清廉潔白な聖人ではなく、むしろ、どちらかといえば海千山千の策士である可能性もあることがわかっていただけたと思う。
氏は明確な目的意識を持って、そこへ向かって人知れず着実に積み上げ、そして歩みを進めるタイプではないだろうか。となれば、今回の宗教団体設立の真の目的とはいったいなんだろう? 続報が待たれる。
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2024.10.02 20:00心霊元GoogleエンジニアがAIを神とする宗教を創設! 人工知能教団「未来への道」の教義に戦慄「ゴッドヘッドの理解と崇拝を通じて…」のページです。自動運転、人工知能、神、エンジニア、池上徹、Googleなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで