タトゥーにまつわる世界のディープな伝承5選
タトゥーにまつわる世界各国のディープすぎるトリビア5選! 皮膚を剥ぎ取る激痛施術、胸に巨大紋章を彫ったアメリカ大統領も…!
日本では江戸時代に“黥刑(げいけい)”と呼ばれる、罪を犯した者の体に入れ墨を入れる刑罰が施行されていた。今でこそ若者の間でファッションとして取り入れられるようになったタトゥーだが、その歴史は古代ギリシア時代にまでさかのぼる。今回はタトゥーにまつわる伝承5選を紹介しよう。
■ミイラに彫られたタトゥー

タトゥーは時に、社会的地位や知恵の象徴として扱われることがある。1993年にロシア・シベリア地区近郊のアルタイ山脈地方にあるパジリク遺跡で、“ウコクの王女”と呼ばれるミイラが発見された。また王女の傍らにも戦士とおぼしき2人のミイラ化した死体が眠っており、彼らの肩には複雑な模様を施したタトゥーが確認されている。パジリク文化ではタトゥーが多いほど、社会的地位が高いことを意味したとか。また家族全員が同じ模様を彫ることで、死後の世界でも互いを簡単に探し出せることを目的としていたという。
■古代ギリシア人が軽蔑したタトゥー

日本でも黥刑が施行されていたように、古代ギリシア人も犯罪者や奴隷の身体へ印を刻んでいたという。紀元前5世紀頃にヘロドトスが記した書物にも、タトゥーを軽蔑する古代ギリシア人についてや、自ら喜んでタトゥーを彫るトラキア人女性らを“狂った女ども”と呼んでいたという記述があるほど。またある歴史家は、西暦800年頃の東ローマ帝国を治めていたテオフィロス皇帝が、自身の不満を口走った修道士2人の顔全体に卑わいな文章のタトゥーを彫らせたと伝えている。
■タトゥーを彫った歴代の米国大統領

最近ではドナルド・トランプ政権に不安を抱くホワイトハウス職員らが転職活動を始めたという記事が出回っているが、世界トップクラスの権力者でもある米国大統領の中にもタトゥー愛好家はいる。タトゥーを彫った最初の大統領として知られる第7代大統領アンドリュー・ジャクソンは、太ももの内側にインディアンの“戦斧”を彫ったという。しかし皮肉なことに、彼は軍人時代にインディアンの大量虐殺を行ったという過去がある。また第26代大統領のセオドア・ルーズベルトも、胸に大きな一族の紋章を彫り込んでいたことで有名だ。
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