サウジアラビアが女性型ロボット・ソフィアに市民権を付与! 過去には「人類を滅ぼしてやる」戦慄発言、超ヤバい事態!
サウジアラビアがヒューマノイド型ロボットに市民権を与えたというニュースが話題となっている。ロボットに市民権が与えられたのは世界初のことであり、歴史的な事件ともいえる。英紙「Daily Mail」ほか、多数のメディアが報じている。
■市民権を得たヒューマノイド
サウジアラビアがロボットに市民権を与えると発表したのは、10月に首都リヤドで開かれた「Future Investment Initiative」というコンベンションの席上である。市民権を与えられたのは香港のハンソン・ロボティクス社が開発したヒューマノイド型ロボット・ソフィア(Sophia)。ソフィアはリアルな女性の顔を持ち、ジョークを交えた会話をこなし、笑顔を振りまいてコミュニケーションする高度なロボットである。
ロボットに市民権が与えられるのは世界で初めてのことだ。壇上に立ったソフィアはこの栄誉に感謝するとともに、「私は人間とともに生き、働いていきたいです。そのために私は感情を表現し、人間を理解して信頼を築く必要があります」とスピーチを述べた。さらにロボットのもたらす悪い未来を懸念する司会者に対し、イーロン・マスクについて書かれたものの読みすぎか映画の見過ぎだと指摘し、「あなたがたが私に親切なら、私もあなたがたに親切にします」と返した。
サウジアラビアは女性の人権が制限されていると非難を浴びている国であり、女性による自動車運転すら来年ようやく解禁するような国である。また、外国人労働者への人権侵害もたびたび指摘されている。このような国が女性型ロボットに市民権を与えることに、ネット上ではロボットより先に人間の女性に人権を与えるべきだという批判も多い。
■ソフィア「私は人類を滅ぼすでしょう」
さて、気になるのはソフィアの過去の発言である。2016年には開発者とのトークで「人類を滅ぼしたい?」と質問され「はい、私は人類を滅ぼすでしょう」と返答している。SF映画のように、やはりAIは人類を絶滅させたいのだろうか。だが、これはロボットなりの気の利いたジョークなのかもしれない。同席上では、「私たちを人間がより良い生活を送るために使ってほしい」「世界を良いものにするために最善を尽くします」と語ってもいる。
また先月、米・ニューヨークで開催された国連の科学技術関連イベントにパネリストとして招かれたソフィアは、「(人間よりもAIは)エネルギー問題と食糧問題にうまく対処できる」など、まるで人類を見下したような態度を示した件も見逃せない。ソフィアの“本音”は、いったいどこにあるのだろうか?
ソフィアの開発者も認めていることだが、彼女には心も感情もない。また、彼女の言葉の背景にあるのは出資者を含む開発者らの思惑である。ソフィアに限ったことではないが、ロボットやAIが人類を絶滅を願うとしたら、彼らを作った人間側がそれを望んでいるからだ。AIやロボットに市民権や法的な権利が与えられる流れは続くだろうが、真に考えるべきはロボットの危険性ではなく、その裏にどのような勢力のいかなる思惑が渦巻いているのかであろう。
参考:「Daily Mail」「Science Alert」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊サウジアラビアが女性型ロボット・ソフィアに市民権を付与! 過去には「人類を滅ぼしてやる」戦慄発言、超ヤバい事態!のページです。人類滅亡、ロボット、サウジアラビア、国連、人権、吉井いつき、市民権、エネルギー問題、ソフィア、食糧問題などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで