【富岡八幡宮】殺傷事件は女性天皇・皇位継承問題とリンクしていた? 骨肉の争いが起きた背景を取材!

7日夜、東京都江東区の富岡八幡宮周辺で、宮司の富岡長子さんを含む神社関係者男女4人が死傷。都内有数の由緒ただしき神社で起こった凄惨な事件に日本中が震撼している。警視庁は、家族間のトラブルに起因すると見て捜査を進めているが、トカナ編集部の独自取材により、事件の要因となった可能性のひとつが分かった。前代未聞の怪事件の背後には、“神社特有の事情”があったかもしれないのだ。
死亡したのは、富岡八幡宮宮司の富岡長子さん(58)、弟の茂永容疑者(56)、茂永容疑者の知人とみられる女性の3人。捜査関係者によると、長子さんが運転手の男性と車で帰宅した直後、茂永容疑者と知人の女に“日本刀”とサバイバルナイフで切りつけられたという。運転手の男性は右腕を負傷したものの命に別状はなかったが、長子さんは病院で死亡が確認された。犯行後、茂永容疑者は知人の女の腹などを刺し殺害。自身も腹部を刺して自殺した。
犯行の動機としては、宮司職を巡り姉弟間でトラブルがあったと見られており、これまでにも、宮司だった長子さんに対する怪文書がまかれるなどの嫌がらせがあったようだ。江戸三大祭りの一つ「深川八幡祭り」が毎年行われ、相撲の聖地としても知られる大神社に一体何が起こったのだろうか? トカナ編集部は、由緒正しき超有名神社のご息女に話を聞いた。
「事件の詳細を知っているわけではありませんが、神社を知る者としての見立てなら話せます。これは女性天皇をめぐる議論にも似ているのですが、宮司は長い歴史の中で男しかなれないものとして続いてきました。しかし、それを継続することは難しく、跡継ぎのための養子をとるなどして男性の宮司が続けてきた神社もあるわけです。でも、問題は血が途絶えてしまうことです。そこで、戦後は女性神職を誕生させることになりました。しかし、未だに女性宮司は圧倒的に少なく、ほとんどの神社において男性が宮司をつとめています。
富岡八幡宮の事件の実際の問題はわかりませんが、弟が姉を殺害した裏には“女性が宮司になれる時代”になったことが少なからず影響しているのではないでしょうか。昔ならば、弟が長男として継いでいたわけですから、後継ぎ問題は起きなかったはずです。『本来ならば自分が宮司をずっと務めるはずだったのに……』という思いがあったのかもしれません。とはいえ、私の周りでこうした後継ぎ問題のトラブルが起きた話は聞きませんので、今回の事件は特殊だといえるでしょう」
茂永容疑者は1995年に前宮司である父・興永さんの跡を継いで富岡八幡宮の宮司に就任したが、素行不良を理由に2001年に辞任。その後は再び興永さんが宮司に就任し、2010年からは興永さんの退任に伴い、長子さんが宮司代理を務めていた。茂永容疑者は2006年にも、長子さんに対する脅迫で逮捕されるなど、すでにトラブルが芽生えていたようだが、茂永容疑者があくまで執着した宮司の仕事にはどのような魅力があるのか?
「神社はお寺と違って墓ビジネスができるわけではないですし、お布施も一切ないので、正直なところお金はそんなに儲かりません。結婚式場として貸したり、お札を売る程度ですね。しかし、神様に一番近い場所で仕事ができるという特権が得られます。また、基本的に世襲制なので誰でもなれる仕事ではないのも魅力です」
長男でありながら、その特権を享受できないもどかしさが犯行の動機だったのだろうか。いずれにしろ、自らの欲望のために家族の命を奪い、伝統ある神社に汚名を残した茂永容疑者の罪は重い。一刻も早く事件の全貌が解明されることを願うばかりだ。
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