部屋に1人でいると現れる「シャドーピープル」の正体がヤバすぎる! 大柄で俊敏、幽霊ではなく… 恐怖の“黒い人影”
■サンエンス側の“黒い人影”の解釈は?
サイエンスの側からはこの“黒い人影”はどう解釈できるのだろうか。
神経科学者のバランド・ジャラル氏とヴィラヤヌル・ラマチャンドラン氏は就寝中に目が覚めるものの身体が動かない状態である睡眠麻痺(金縛り)の際に「影のような不明瞭な人の姿」が当人に近づいてくる認識を受けやすいことを指摘している。また睡眠不足にある状態でも“黒い人影”を見やすいということだ。
あるいは、例えば夜道を一人で歩いている時など、警戒心が高まっている状態でも“黒い人影”を見やすくなるという。もちろんこの場合は完全に目の錯覚である。
薬物の影響を指摘する声もある。精神科医のジャック・ポッツ氏によれば、メタンフェタミンの依存症患者には“黒い人影”のほかにも犬や鳥、あるいは自動車の“シャドー”がその視界に頻繁に見えているという。これは薬物による幻覚症状ということになる。
■基本的に白っぽい幽霊と“黒い人影”は違う?
超常現象側の報告例からも仮説検証を整理してみよう。
作家のジェリー・グロス氏によれば、我々は睡眠時に肉体から“アストラル体”が遊離してあちこちをさまよっているという。グロス氏が伝えるこの“アストラル体”こそが“黒い人影”ということになる。
一方でエイリアン説では、“アブダクション”の体験談との一致が主張されている。エイリアンに誘拐された体験を持つ者の多くが、部屋の中に入ってきたエイリアンは自在に姿をあらわしたり消えたりし、動く速度がきわめて速かったことを報告している。これは“黒い人影”の目撃報告とかなりの部分で一致するのだ。
タイムトラベラー説は、別のタイムラインにいる人物がタイムトラベル中に一瞬、目の前を“横切った”場合に“黒い人影”のような姿で目撃できるという。
幽霊説については説明の必要もないが、懐疑的な声も上がっている。それは多くの幽霊が基本的に白っぽい存在として認識されているからだ。したがって“黒い人影”は一般的なゴーストではないというのである。そして異次元説も改めて解説する必要はないだろう。
以上、サイエンスの側からも超常現象の側からも“黒い人影”についてさまざまな解釈が試みられているが、またその存在を確認していない人々にとっては一度見てみないことには話にならないかもしれない。部屋で一人でいる機会があれば周囲を確認してみてはいかが……!?
(文=仲田しんじ)
参考:「EWAO」、「Ancient code」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊部屋に1人でいると現れる「シャドーピープル」の正体がヤバすぎる! 大柄で俊敏、幽霊ではなく… 恐怖の“黒い人影”のページです。アブダクション、ゴースト、仲田しんじ、超常現象、人影、睡眠麻痺、シャドーピープル、シャドーパーソンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで