ペニスなしで生まれた男(44)が“バイオニックペニス”で童貞卒業! 早くも“悟りの境地”に到達「私は勃ち直った。泥酔でも勃ち上がる」
■タイ旅行で“別人”になる
最後の仕上げとなる手術が終わっても術痕などが落ち着くまでは“童貞喪失”はできないということだ。44歳の“記念日”はもう少し先のことになりそうだ。
今回、新たな人生のスタートを切ったワードル氏なのだが、これまでの人生は絶望に苛まれ辛酸をなめるものであったと振り返る。薬物に走った時期もあり、うつ病の症状も現れ、なんと自殺未遂も2度経験している。
「私は根深いトラブルに見舞われていました。将来に何の希望の光も見えなかったのです。周囲の同級生たちは将来の仕事について計画を練っていたり、結婚や子育てについても思いをめぐらせていました。しかし私には何の未来も考えられなかったのです」(アンドリュー・ワードル氏)
学校生活にもなじめず、15歳で不登校になった後の生活はさらにすさみ、あらゆる合法薬物に手を染め、夜通し盛り上がるレイブイベントに入り浸りになっていたという。
薬物中毒一歩手前のワードル氏は薬物を断つ決意と共に2012年にタイへの滞在旅行に出る。そこで現在のパートナーであるイギリス人女性のフェドラ・ファビアンさんと出会うことになったのだ。
「私はこのままでは生きていけないことに気付いたので、まったく新たな環境に身を置かねばなりませんでした。もう一度自分の人生に戻るための“電気ショック”が必要だったんです。 私はバンコク行きの飛行機に乗り、バスのチケットを手に入れてパタヤへ行きました」(アンドリュー・ワードル氏)
このタイ旅行で人生の転機が訪れたワードル氏だが、ファビアンさんに出会う前にも決して忘れられない偶然の体験があったという。それは老いたホームレス女性とのつかの間の交流であった。
「(タイに)来てみたところで何をしたらいいのかさっぱり見当もつかなかった。ある日、海岸を歩いていたらハンモックに揺られているおばあちゃんを見かけたんです。明らかにホームレスだった。でも、少し雑談をしてみたらとてもフレンドリーなおばあちゃんだったんだ。そして『このホームレスのおばあちゃんがハッピーになれているのなら、ボクだって絶対に幸せになれるはずだ』っていうことに気づいたんです。このことに気づくと怒りもうつも収まって、ボクは全くの別人になって帰国しました」(アンドリュー・ワードル氏)
タイ旅行がきっかけで転機が訪れ、今こうして“バイオニックペニス”を手に入れたワードル氏は、これから“第二の人生”を存分に謳歌することだろう。
参考:「Daily Mail」、「Express」、ほか
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