南極にいる“誰も想像できないほど”奇妙な生物5選! 金色の毛を持つワームから巨大クモまで!
南極と言われて思い浮かぶのは、氷山や氷河、雪といった寒そうなイメージやペンギンなどの生物だろう。しかし、南極には我々が思っている以上に奇妙な生物が住んでいる。今回は極限の環境が生み出した、南極大陸に住む少し変わった生物たちをご紹介しよう。
■エウラギシカ・ギガンティア
南極に住む“エウラギシカ・ギガンティア”は、体長20cmほどの巨大なスケールワーム。体は金色のブラシのような毛で覆われており、地球外生命体のような外見をしている。金色の毛以外に鋭い牙も持つこの生物は、南極の海底500m~700m付近に生息しているとされ、海中では鱗に覆われていると判明した。
海中のエウラギシカ・ギガンティアは毒々しい色の鱗で覆われているが、陸に上がるとすべて脱落した状態に。動いているところを捉えた映像には、金色の毛を巧みに使って泳ぐようすが映し出されている。貴重なエウラギシカ・ギガンティアの標本は、アメリカのスミソニアン博物館で見られるようだ。
■アトランティック・フェザー・スター
浅海から6,000m級の深海まで広く分布するウミユリ綱の一種である“アトランティック・フェザー・スター”は、南極の冷たい海を好む。ウミユリは2億5,000年前の地層から化石が多く見つかっており、生きた化石として有名な生物。
ろ過摂食を行うためほとんど動かないが、その泳ぎが映像に捉えられたこともある。アトランティック・フェザー・スターの泳ぎはとても優雅で、20本の“腕”を使って羽ばたくように海を舞う。2008年にはNIWA(ニュージーランド水大気研究所)が南極大陸近くで数百メートルに渡って群がる多数のウミユリ群を目撃。南極近くで新種が見つかる可能性があると発表していた。
■南極のクモ
南極に住む“クモ”はとても巨大。クモといっても昆虫ではなくウミグモ綱と呼ばれる海洋節足動物のことで、単純に“ウミグモ”と呼ばれることもある。南極のウミグモは体長30cm~35cmほどで、このサイズは通常の100倍ほどの大きさ。
南極のウミグモがここまで大きくなった理由を、研究者は「酸素をほとんど必要としないので代謝が遅くなり、ここまで成長したのではないか」と考えている。なぜ巨大化するのかを解き明かせれば進化生物学の大きな進歩に繋がるが、その謎は未だに解き明かされていない。
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2024.10.02 20:00心霊南極にいる“誰も想像できないほど”奇妙な生物5選! 金色の毛を持つワームから巨大クモまで!のページです。南極、ホフガニ、山下史郎、エウラギシカ・ギガンティアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで