リュックと間違えて「○○を背負った少年」の映像に全世界が抱腹絶倒! 珍行動は病気が原因の可能性も…!?
イギリスの神経学者オリバー・サックス氏の医療ノンフィクション『妻を帽子と間違えた男』(早川書房)。表題にある「妻と帽子を間違えた男」は、サックス氏が診た“ある音楽教師”の男性の実話に基づいたものだ。この男性は、人間の顔や物をうまく認識することができない視覚性失認症を患っていた。
たとえば、彼はバラを手渡されてもそれが何か分からない。しかし、匂いを嗅ぐと瞬時にそれがバラだと認識することができた。悲劇的(喜劇的?)瞬間が訪れたのは、一連のテストを終え、男性が自身の帽子を探し始めたときだ。あろうことか彼は隣にいた妻の頭を持ち上げ、それを被ろうとしたのだ! この男性は妻を帽子と間違えたのだった。
この度ご紹介するのも、上述の男性に負けない“とんでもない間違い”をしてしまった少年の話である。英紙「Daily Mail」(9月5日付)によると、フィリピンに住む4歳の少年、ディーン・ルイス・パグタカンくんは、ある日の昼下がり、幼稚園の椅子で眠りに落ちてしまった。帰宅する時間になり、ふと目を覚ましたディーンくんは、眠気まなこで自身のリュックサックを探し、それを担ごうとする。
しかし、この時、彼はありえないミスを犯してしまった。なんと、隣にあったプラスチック製の椅子を担ぎ上げ、肘掛と背もたれの隙間に腕を通し、よたよたと歩き始めたのだ!
部屋の出口まで来ても彼はそれが椅子だと気付かない。周囲にいた教師たちは大爆笑、動画を撮りはじめる始末だ。この「リュックを椅子と間違えた少年」に世界中の人々も抱腹絶倒、ネット上に公開された動画はすでに1100万回も再生されているという。
「Daily Mail」のコメント欄には温かい声が多数寄せられている。
「かわいすぎる!」
「僕は寝ぼけているときにカーペットを着たことがあるよ」
「ハハハ、めっちゃ面白い。左手を必死に入れようとしてるとことか最高だよね」
だが、笑ってばかりもいられない。もしかしたらディーンくんも先の音楽教師の男性と同じ視覚性失認症かもしれないではないか……。しかし、祖母のアグネスさんによると、この時、ディーン君は極度に疲れていただけのようだ。
ときに眠気は人に思いもよらない行動をさせることがあるが、ディーンくんほど愉快な間違いもなかなかいないだろう。今後も天性の珍行動で皆を笑顔にしてもらいたいものだ。
参考:「Daily Mail」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊リュックと間違えて「○○を背負った少年」の映像に全世界が抱腹絶倒! 珍行動は病気が原因の可能性も…!?のページです。フィリピン、少年、神経科学、勘違い、オリバー・サックス、リュックサック、妻を帽子と間違えた男、椅子爆笑などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで