外国人が注目「英語にない日本語」9つがヤバイ! 生きがい、引きこもり、過労死、積ん読、謎の言葉「あげおとり」も…
英語でしかうまく表現できない言葉もあれば、その逆もある。英語ではなんとも表現しにくい7つの日本語の言葉が注目されているようだ。
■英語ではうまく表現できない7つの日本語ワード
ボキャブラリーの量からいっても英語はなかなかに精緻で多彩な表現ができる言語だが、それでもやはり文化的な制約がある。英語にしかない言葉も多いのだが、一方で英語では簡潔に説明できず、日本語でしか正確に表現できない言葉もまた多い。
オンラインメディア「Big Think」の最近の記事では、英語ではうまく言い当てられない7つの日本語ワードが紹介されている。
・生きがい(Ikigai)
無理に英語に訳せば「生きている価値(life value)」ということになるが、これではまるで生命保険の商品名のようで確かにニュアンスは伝わらないだろう。
さらに強引に説明すれば「生きている理由」ということにもなるが、生きがいにはそれほど強い意味はなさそうで、あえて言えば日々の生活を何の疑問も挟む余地なく続けられる原動力のようなものだろう。
マインドフルネスに関係した用語で“フロー(flow)”や“ゾーン(zone)”というような、一心不乱に没頭しているニュアンスがある言葉もあるが、生きがいはもっと自然体でシンプルに自分が満たされた状態であるといえそうだ。
・過労死(Karoshi)
ハードワークを続けていれば健康を害して最悪の場合は死に至ることもあるのは世界のどこで働いていても同じだ。しかし“過労死”はまったく意味が違うことは知っての通りで、これがなかなか英語では説明しにくい。単純にお金のためではなく義務感と使命感、そして自己犠牲によってハードワークを続けてしまい、心身が疲弊して自殺に追い込まれるケースが圧倒的に多い。本人の問題というよりも組織の問題だろう。
・森林浴(Shinrin-yoku)
強引に訳せば「森入浴(forest-bathing)」ということになるのだが、これだと森の中にバスタブを持ってきて入浴しているイメージになってしまう。
海水浴という言葉もあるが日本語ではこの「浴する」という言葉に多くの意味を持たせていることになる。そしてもちろん森林浴はハイキングや登山とは異なる行為であることは日本人にとっては明らかだ。
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