“広くて安い土地”には死体が埋まっている可能性…!? 競売ブローカーも敬遠する「最悪の物件」を不動産執行人が暴露!
この流れで今回ご紹介する物件は敷地内に先祖代々の墓を持つ旧家。
敷地面積の広い農家住宅から建て直された母屋と先祖代々の墓のみが切り出された形の土地建物。
交通量の多い県道に面しているため、周囲には田んぼが目立つという立地条件ながらも使い勝手は良さそうだ。
敷地内には雑木林があり、これを抜けた日の差し込む場所にポツンと墓がある。
墓がある物件自体はそこまで珍しい案件ではないのだが、厄介であることに変わりはない。
大抵の場合、債務者家族が移設や遺骨引取の意思を見せるのだが……。
今回の債務者は移設や墓じまいの意思を全く示さないという困った案件だった。
一般的に墓石の撤去には30万円程度の費用がかかる。これらは当初からマイナス評価として撤去費用を差し引いた値付けが行われるのだが、遺骨は債務者(または債権者)の引取ありきで考えられているフシがある。
実際に遺骨の扱いに関して正式な手続きを踏もうとした場合、コスト以上の手間がかかる。
これらの内墓は埋葬に関する法整備が敷かれる以前のものであるため、まず現行法との整合性が取れる申請を行ってから必要書類を発行できるようにし、新しい移設先を見つけ証明書の発行を依頼した後、移設手続きを進めるという流れになり、複数の遺骨が埋葬されている場合には一体一体に対する手続きが必要となる。
これらを遺族(債務者)や債権者とは関係のない第三者がやろうとすれば更に大変なことになるだろう。
近年に埋葬が発生した際に過去の遺骨が整頓されていた場合、律儀に全遺骨に対する手続きや申請が行われていた場合には、現行法との整合性が取れる状態に切り替えられていることもあるようだが、大半はよくわからない状況のまま放置され現在に至っている。
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2024.10.02 20:00心霊“広くて安い土地”には死体が埋まっている可能性…!? 競売ブローカーも敬遠する「最悪の物件」を不動産執行人が暴露!のページです。墓、死体、土葬、ニポポ、競売、不動産執行、暗黒物件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで