【超・閲覧注意】口と肛門から電極棒、叩いて首折り、生きたまま皮剥ぎ…! 最凶の動物虐待・毛皮産業を活動家が告発(インタビュー)
岡田 とても劣悪なものです。毛皮の品質に動物の福祉は無関係なので、最低限のスペース、最低限の餌しか与えられず、病気になっても治療もされず死ぬまで苦しみ続ける。ストレスがたまり、同じケージの動物同士で共食いする……。
見るも無惨な状況の毛皮工場が多いのです。工場での動物の死亡率は15~25%。死因の一つに、母親が子供を殺す「子殺し」があります。ストレスが大きく、子育てができる状態ではないためです。資料は中国ですが、中国に限った話ではありません。
――共食いまでするのですか!?
岡田 ウサギのような草食動物はわりと穏やかなのですが、ミンクやキツネなど肉食動物ではそのような行動が多くなります。工場で手足や内臓の一部を食べられてしまい、苦しみながら死を待つ動物たちもいます。
■一体どれだけの命が犠牲になっているのか
――本当に残酷ですね……。毛皮を刈り取る時はどのような殺し方をするのでしょうか?
岡田 殺し方も非常に乱雑なものです。口と肛門に電極棒を差し込んで感電死させたり、首の骨を折ったりします。まったく動物福祉に配慮しない、極めて悲惨な方法です。現在、世界に出回っている毛皮の多くは中国産ですが、中国ではいまだに毛皮動物を地面に叩きつけたり、殴る蹴るなどの方法で殺すことが多く、殺しそこねて生きたまま毛皮を剥ぎ取るという、とても直視できないような残酷なことになる場合もあります。
――言葉にするのもおぞましい……。毛皮のコート1着のために、いったいどれくらいの動物が犠牲になるのでしょうか?
岡田 一般的にはミンクで70~80頭分、キツネなら10~15頭分もの毛皮が必要といわれています。
――そんなに沢山の命が犠牲になるのですか!?
岡田 実は、毛皮工場を作ることによって動物だけでなく、人間の命が犠牲になることもあるんです。毛皮製造の過程で、皮なめしに使う「六価クロム」や「ホルムアルデヒド」などが環境汚染の原因になります。中国・河北省に辛集市という毛皮工場が立ち並ぶ地域があるのですが、水質・土壌汚染が深刻なんです。真っ黒だったり悪臭を放つ「死の川」が流れていて、飲料水も汚染されている。古くから農業を営んでいる農家は今でも農作物を栽培してますが、土壌も汚染されています。辛集市ではがんの発生率が他の地域より高く、50歳まで生きられない人も多いようです。環境汚染によって自分や家族が体調不良になった住民たちが、「毛皮工場の汚水対策をしろ」というデモも行っていますね。
――日本にも毛皮工場はありますか?
岡田 2016年まで新潟県に2500頭のアメリカミンクを飼育する毛皮工場がありました。飼育環境も劣悪でしたが、国に届出を出しておらず外来生物法違反になるので、2012年に私たちが告発しました。初めて調査した時ですが、ミンクたちには水さえ与えられていなくて、みんな(喉が渇いて)水桶をただ舐める仕草をしているような状態でした。結局「法律を知らなかった」などの理由から不起訴となりましたが、批判の高まりや、売り上げ低迷から採算が合わなくなったのか、そこは廃業しました。
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