奇習！ 幼女の「汚れた下着」を軒先に飾る村人たち… ご利益不明、発祥不明の季節行事＝東日本

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　横山さんの言う「おめでたい」という点は理解できるものの、なにせ汚れた下着である。百歩譲ってある種の縁起物であるにせよ、汚れた下着を玄関先に吊るすというのは、我々の感覚からすると理解に苦しむところだ。しかもそのご利益たるや、「うーん、子孫繁栄とか、金運がよくなるとか、そんなんじゃないの？ 実は詳しくわからんのだよね、俺も（笑）」（横山さん）と、なんとも曖昧なのだという。

「まあね、ここいらも今じゃ住んでる人間がずいぶんと入れ替わっちまったから、ああいうことをやる人もおらんようになってしまったけどもね。昔から続いていたことがなくなるっていうのは、なんだかさみしいものがあるよなぁ」

　昔から「鰯の頭も信心から」とはいうものの、それがあからさまにおかしいものとなれば話は別。そもそもなぜ、こうした不可思議な行為が当地で生まれ、長らく定着していたのか、なんとも気になるところである。

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文・取材＝戸叶和男

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