――文言がオカルトじみていて変態的です。オカルト体験はありますか?
ウィルクス 14歳の時に一度、超越的な経験をしたことはあります。友達とローラーブレードをしている時に、斜面でこけて気を失ってしまった時です。意識を失っている間、私はまだ意識を保っているかのような夢を見ました。この世界と瓜二つだけど、レプリカのようなどこかおかしい別の世界に送られたのです。これが自分の世界じゃなければ良いなと思ったことを覚えています。具体的になぜかはわかりませんが、その世界は現実の世界に似ているものの、より悪い場所のように感じられたのです。夢から目覚める少し前に、光の洪水が私の視界を覆い、目が覚める予感がしました。しかし、どこか間違った世界で目を覚ますのではないかと思い、パニックになったのを覚えています。目を開けると、私は公園の端っこに座っていて、手にコーラの缶を持っていました。それ以来、この夢は本当の出来事だったのではないか、間違った次元で目を覚ましてしまったのではないか、もといた私の宇宙は私を見失ったのではないかと思っています。運命や幸運は、宇宙がその人の居場所を知っている必要があると思っているので、私はこのことを心配しています。
――コロナの陰謀論(生物兵器説)などに興味はありますか?
ウィルクス 最近、トム・オニールが書いた『Chaos』という本を読んでいます。これはチャールズ・マンソンについてのもので、著者は20年以上かけて執筆したそうで、マンソンが起こした殺人事件は完全なでっち上げだそうです。まだ読み終わってませんが、著者はマンソンがCIAのインフォーマントで、CIAの巨大洗脳プロジェクトである「MKUltra」に加わっていたそうです。クレイジーな話ですが、ググればCIAのウェブサイトで、機密解除されたそのプロジェクトについて読むことができます。こんなものが本当に存在したなんて知らなかった!