高額当選で「不幸のドン底」に堕ちた世界の9人!! 悪魔の数字、自殺未遂、銀行強盗…
2020年も残すところあとわずか。今年はコロナによる不況で大変な思いを強いられた人も多かったのではないだろうか。暗いニュースが多い今年だからこそ、億万長者を夢みる楽しみを得たいという人もいることだろう。トカナでは以前、宝くじで「2億円」を当てた後「totoBIG」で6億円を当てたという人物U氏にもインタビューし、「吉方位のできるだけ遠い場所」で宝くじを買うと当たりやすいという“秘伝”を紹介したことがあるとおり、ぜひ、読者の方には宝くじに当選してほしい一方で、不幸になってしまう人が多いこともあらかじめお伝えしておかなければならない。
お金が入ったにもかかわらず「すべてを失った」人々は世界に数知れないのだ……。人の運の量は決まっているといいますが、宝くじが当たった地点ですべての運を使い切ってしまうのかもしれません。そうした不幸な人々のエピソードを聞くことで、反面教師としてみなさまの人生に役立てていただきたいと思います。
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「もし当たったら何をしよう……」と(暫くの間)妄想できるワクワク感こそが宝くじ購入の醍醐味であることは間違いない。しかし万が一、いや1000万が一にでも宝くじに当せんした時、あなたの生活に本当はどんな変化が訪れるのだろうか? 実は、古今東西の高額当せん者の中には、当せん後に信じがたい悲惨な運命に翻弄された者も多いのだ。今回はそのような実話をいくつか紹介するとともに、それらのエピソードに“共通する点”もお伝えしたい。
■当せんを夫に隠し、全てを失った女
貧しい生活を25年間も続けていたトーマスとデニス・ロッシ夫婦。妻のデニスは、そんな人生に嫌気が差していた。1996年、彼女は米カリフォルニア州の宝くじで130万ドル(約1億4500万円)に当せんしたが、そのことを夫に告げず、すぐに離婚申請を行った。結果、2人の離婚調停は揉めに揉め、家庭裁判所は「妻が宝くじの当せんを秘密にしたことは離婚要件に適用される法律に違反する」として、賞金130万ドルすべての所有権が元夫にあるとの判決を下した。離婚が成立した後でトーマスは、「宝くじがなかったら我々はまだ一緒にいられただろう」と寂しげに語った。
■「悪魔の数字」を受け取った夫婦
アレックス・トースは、1990年に米フロリダ州のメガミリオン宝くじで1300万ドル(約14億5千万円)を獲得し、20年間の分割による受け取りを選択したが、年間の受け取り額は偶然にも「悪魔の数字」である“666,666ドル”となった。
すると、彼と妻のローダはラスベガス旅行、10エーカー(約12万坪)の土地購入などに大金をどんどん使い、またギャンブルなどで散財し、2006年に自己破産申請する羽目に。しかもその後、賞金の税金を申告しなかったため脱税容疑で起訴された。2008年にアレックスは心臓発作で亡くなった(享年60)が、その後の判決で、妻のローダは2年間の刑務所暮らしを経験している。こうして、666,666ドルという分割払い金額は、確かに夫婦にとって不吉な数字となってしまった。
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