【決定版】妖精? 実在?「小さな人々」の世界中の神秘的な証拠を徹底解説!

■現代の科学的発見

 2019年にジェイソン・デイリー氏が「Smithsonian Magazine」に寄稿した記事で“巨大な鳥に食べられた”というネアンデルタール人の“小さな人々”が発見された遺跡を解説している。

 遺跡は約11万5000年前のもので、現代のポーランドであるキエムナ洞窟(Ciemna Cave)で発見された。そこには巨大な先史時代の鳥に捕食され消化管を通過したことを示すヒト族および動物の骨が発見されたのだ。

「Ancient Origins」の記事より

 ネアンデルタール人の遺体は少なく、ヒトのものと思われる骨はきわめて小さいことから、研究者はこれが小さな子どものものであると考えているが、子どもではなく“小さな人々”である可能性もないわけではないだろう。

 いずれにせよ、これらの骨が非常に小さな人間の亜種や幼児のヒト族に属していたとしても、先史時代の非常に遠い過去に、ホモサピエンスではない小さな人間が巨大な鳥に襲われて食べられたのは事実である。現代の生物学者は、さまざまなツルの種の移動パターンを徹底的に研究しており、実際にツルのいくつかの種は、ユーラシアの沼地からエチオピアまで移動する。

■古代エジプト神話の神「ベス」

 古代エジプトの神話には、あらゆる種類の神や怪物などが登場するかその中でも「ベス」は独特である。

画像は「Wikipedia」より

 ほかのエジプトの神々とは異なり、奇妙なことにベスは真横から描かれることはなく、常に正面の2次元描写か3次元の彫像として表現されていた。ベスは、いくつかの微妙な擬人化された特徴を備えた小柄な人間として描かれていた。

 ベスは瀟洒な寺院で讃えられる神ではなく、戦士の服に身を包んだ彼の偶像が守っていたのは一般の住居であった。彼は音楽、保護、出産、そして家庭の喜びの神であった。しかし、おそらくベスの最も興味深い側面は、ベス信仰が新王国時代にのみ広まったという点で比較的新しく、これは南部(ヌビア、ソマリア、エチオピア)から導入された結果であるということだ。

 古代ギリシア人はこれらのピグミーがエジプトの南に住んでたことを暗示し、ベス信仰が生まれたのもこの同じ地域からであることを示唆している。

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