妻に先立たれたオッサンが速攻で少女と…! 北関東に実在した特殊すぎる“強制再婚のしきたり”を取材!
【日本奇習紀行シリーズ 北関東】
どんなに愛し合っている夫婦でも、いつかは死別という形で離れるもの。その際に味わう悲しみや喪失感は、生前の関係によって大きく変わってくるが、遺された側は、大なり小なり精神的なダメージを負うものである。しかし世の中には、そうした死別による“ロス”に浸る間もなく、別のパートナーとの再婚を“しきたり”として行わっていたケースもあるという。
「そうね、ここいらじゃ昔はそうやって次から次へと再婚したものだよ」
かつて北関東のとある農村地帯を中心に行われていたという、一風変わった再婚についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、現在もトマト農家を営んでいる内藤成吉さん(仮名・82)。なんでも内藤さんの話によると、その昔、当地で暮らす家庭においては、妻が他界し、その女性に未婚の姉妹がいる場合に限り、強制的にその女性と再婚させられるのが当たり前とされていたのだという。
「そう、死んだ嫁の姉さんとか妹なんかと再婚させられるのよ。さすがにもう嫁いでいる姉妹を連れ戻して再婚させるようなことはなかったけど、未婚なら歳はいくつでも再婚。昔は兄弟姉妹が多かったからさ、四十路男と年端もいかん義理の妹が再婚するなんてことはザラにあったね」
無論、そうは言っても未成年が結婚することはできない。そのため、形式的にはすぐに再婚となるものの、正式な届け出は成年となってからという形をとっていたという。しかし、そもそもなぜ、当地ではこのような強引な形での再婚が行われていたというのか。
「やっぱり一番は、嫁さんに先立たれて寂しくなった男を慰めようっていうのが大きいだろうけども、昔、このあたりは嫁に出した娘や養子に出した息子が早死にすると、恥だのなんだの言ってね。体面を保つために“代わり”を用意するっていう考えもあったんじゃないかな」
無論、今となっては、なぜ当地だけでこのような不可思議な再婚システムが“しきたり”として行われていたのかは知る由もないが、いずれにしかり、早死にした姉妹の“代わり”として、自分の意志に関係なく、義兄弟と再婚させられていた女性たちの胸中を思うと、なんともやるせない話である。
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