なぜ統一教会は日本政治にこれほど浸透できたのか? 国を蝕む売国エセ右翼の実像と米の思惑をジェームズ斉藤が解説

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

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画像は「世界平和統一家庭連合」より引用

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ)  第1弾では日本が統一教会を隠れ蓑にKCIAに浸透されてしまった状況を、第2弾ではアメリカが浸透される様子を説明しました。第3弾では、再び日本に戻って、安倍元首相暗殺事件について、いま諜報機関関係の人々たちの間で囁かれている“ある仮説”をお話ししていきましょう。諜報分析は仮説の設定が要で、あらゆる可能性を想定し、確率論で優先順位をつけます。したがって、諜報機関関係者がどのような仮説を検討しているかは今後の真相究明において必要不可欠です。

──いよいよ、真相に近づくというわけですね。

ジェームズ  第2弾の最後にも言ってるように確実な証拠はありませんし、仕掛ける側はわざと出しません。しかし、可能性として十分にありえる仮説ということです。

 さて、日本では60年代から統一教会とKCIAの浸透が始まっていましたが、あっという間に浸透されてしまったのには政治家のほうにも朝鮮系が多かったからという理由があります。詳しいことはメルマガで解説していますが、岸信介、佐藤栄作らは李氏朝鮮系です。一方、笹川良一、児玉誉士夫ら国士たちには岸たちと徒党を組みながらも愛国心も十分にありました。国士たちは米ソの冷戦時代にあって、反共という部分でかろうじて朝鮮系政治家たちとつながっていたのです。故に、彼らは親韓派と言われていましたが、今の若者に多い朝鮮文化に憧れる低レベルなものではなく、日韓が共有できる米国との同盟を経て大東亜共栄圏を復活させるというロマンを持っていたのです。つまり、当時の日本政治は呉越同舟という言葉がぴったりでした。互いに反目し合う同士がたった一つの目的のために手をつなぎ、同じ舟に乗って反共という目的地に進んでいたのです。しかも、彼らの根っこには大アジア主義を基礎とした反米主義というのがありました。日本側の心の底には「アメリカには戦争で負けたが、真のアジアの盟主は日本である」という思いがあり、韓国側には「母国を真っ二つにし戦場扱いしたアメリカめ」という恨みがありました。そういう複雑な感情が絡む中で、睨み合いながら手を結んでいたのです。

なぜ統一教会は日本政治にこれほど浸透できたのか? 国を蝕む売国エセ右翼の正体と米の思惑をジェームズ斉藤が解説の画像2
旧統一教会のシンボルマーク 画像は「Wikipedia」より引用

──その頃の人々はただ金のために手を組んだというものではなく、志があったんですね。

ジェームズ  その通りです。しかし、問題はその後です。次の世代になると日本側は統一教会、KCIAから金を貰うことに躊躇しなくなるのです。日本の国会議員は簡単にKCIAのエージェント化し、朝鮮系国会議員はアイデンティティを日本ではなく、朝鮮に持つようになってしまいます。ですから、自国民であり有権者である日本人を平然と朝鮮カルトの生贄にできたのです。やはりこれは彼らが日本国籍保有者であっても、先祖代々から「恨」をしっかり受け継いでいた動かぬ証拠とも言えるでしょう。

 少し話は飛びますが、今回の参院戦で日本に帰化した元中国人、外国人を国会議員にしようという動きがNHK党や自民党、れいわ新選組なんかでありましたが、あれは言語道断です。外国人特に韓国人、中国人は帰化しても忠誠を誓うのは生まれた国です。岸家のような500年前の豊臣秀吉の朝鮮出兵によって日本に来た李氏朝鮮両班の末裔でさえ、アイデンティティとして朝鮮系を意識するほどなので、帰化一世が日本人としての意識を持つことなど不可能です。そんな人間を国会に入れたら完全に日本を乗っ取られかねません。ロシアスパイのゼレンスキーに国を乗っ取られたウクライナの断末魔を見れば一目瞭然です。ところが、それをいまの日本人の議員はわからないのです。いまの国会議員というのはそれほど脇が甘い上に、他国の工作に無頓着なのです。

──妙なリベラル思考に冒されているんですかね。

ジェームズ  極左の浸透も日本では野放しですからね。しかし、根本的には日本人の議員たちにとって選挙は年収2千万円クラスの役職と利権を得るための就職活動にしか過ぎないのでしょう。ですから、「自分を売りまくる」のです。当選しても、4年後や6年後の選挙のことを考えなければいけないので、「永遠の就職活動」が国会議員の仕事の本質になってしまっているのです。でなければ、平気で統一教会だろうと、韓国系からだろうと金を貰い、人員を都合してもらうなどということはできません。それを入り口に漬け込まれるという危機意識が皆無なのです。

──普通わかりそうなものですが…。

ジェームズ  ですから、日本人の中でも国会議員だけが感覚が狂っているんです。そこには狂ってしまう原因があるのです。要は、先輩議員たちが当たり前のように彼ら韓国系ロビーを利用しているためです。それも派閥の領袖と言われる大物議員がそうですから話になりません。いくつか例を挙げましょう。まずは安倍晋太郎です。安倍さんのお父さんですけど、晋太郎議員は前回、紹介した朴東宣(パク・ドンソン)が『新政界往来』に寄稿した原稿の中で「外務大臣だった日本の政治家として最高の人格者の安倍晋太郎先生を通して、日本に関しいろいろ学んだことで、日本が好きになった。」と書いています。朴東宣はコリアゲートの主犯であり、KCIA、統一教会との関係を取り沙汰された大物スパイです。実は、朴東宣はロス留学中の青年時代の晋三さんのお世話をいろいろしています。安倍さんのお母さんである洋子さんは「朴さんにはホームシックになった息子を自宅に招いてくれたり、遊びに連れていってくれて励ましてくれた」と語っているほどです。

──その頃からもう安倍家は取り込まれていたんですか?

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