埋葬後に蘇った女が帰宅、対面した夫は…! 専門家が真実と認定、北アイルランド最恐&永遠の未解決事件
この時、興味深いことに夫のジョンは玄関に向かう前に子どもたちに「きみたちお母さんがまだ生きているのだとすれば、今ノックをしているのはお母さんだよ」と言ったのだ。どんなつもりで言ったのかわからないが、その言葉は現実のものとなった。
ジョンはドアに誰がいることを確認し、ドアを開けると、死んだはずの妻がそこに立っていた。土で汚れた顔で夫を見つめ、指から血を滴らせていた妻の姿を見てあまりにも驚いたジョンは失神し、その場に倒れ込んでしまった。そして哀れにもそのまま亡くなってしまったのである。
あまりにも奇妙な展開で“未亡人”になってしまったマージョリーは再婚して数人の子どもをもうけ、“2度目の死”まで静かで平穏な生活を送り、その後、最初と同じ墓に永久に埋葬されたといわれている。
シャンキル教会墓地の彼女の墓石には「一度生き、二度埋葬された」という碑文が刻まれている。墓石は人気のある観光名所となる一方、その後も何年にもわたって頻繁に墓荒らしの標的ともなった。
マージョリー・マッコールが墓からよみがえったという話はアイルランドで人気のある“都市伝説”になり、話がどれほど真実であるかについては長い間議論されてきた。
地元の歴史家ジム・コンウェイはこの事件を広範囲に調査し、それが真実であるとの結論に達している。彼が公共記録局(PRONI)に保管されている教区の記録を調べたところ、ラーガンで9人のマージョリー・マッコールという名前の人物が死亡したことが記録されており、そのうち3人はジョン・マッコールと結婚していたと記されているが、1705年にマージョリー・マッコールが死亡したという記録はなかった。コンウェイは、当時起こっていた飢饉と疫病のために、この時期の多くの記録が失われたり曖昧になったりしたことを指摘している。
「マージョリー・マッコールは、彼女の墓石に書かれているように、一度生きたが二度埋葬されたと言われています。物語が神話であろうとなかろうと、真実に懐疑的な人はたくさんいますが、私の研究に基づいて、その話は真実であると確信しています」(ジム・コンウェイ)
それが本当かどうかにかかわらず、墓石は今日でも見物することができ、興味深いことにマージョリーの幽霊がずっと墓地を歩き回っているとも言われている。
もちろん話が過剰に脚色された“都市伝説”であったとしてもおかしくないが、最初の死亡診断から感染症が疑われ急いで埋葬された時、実はまたマージョリーは生きていたのだろうか。また、この話に登場する金の指輪に何らかの秘密があったのだろうか。今となっては検証は困難をきわめるが、ひょっとすると臨床的な死亡状態から数日を経て生還したきわめて珍しい一件であったのかもしれない。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
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