東北地方にあった「幻のキリスト教圏」とは? 水没キリスト像から考察(山口敏太郎)
よくよく考えてみれば、発掘の技術があるキリシタンからすれば、水中の像に細工をすることなど朝飯前であろう。また、湖は女性器として表現されることが多い。ひょっとしたらあの像はマリアの女性器から出現したキリストを表しているのかもしれない。
さらに、キリストの墓であるが、あれは間違いなく江戸初期の隠れキリシタンの墓ではないだろうか。当時、多くのバテレンが追放されたが、若干名生き残ったバテレンが姿を消している。その生き残ったバテレンこそが、十和田湖のほとりにたどり着いたのではないだろうか。
戦国時代、日本にやってきたイエズス会は、キリスト教の伝道師ではあったが、その何割かはユダヤ教からの変更者であった。その結果、ユダヤの習慣や慣習が新郷村(戸来村)に残る形になったのではないか。また、ひょっとしたら十三湊を経由して室町時代から景教(キリスト教)、ユダヤ教が伝来していた可能性はある。それと同時に宣教師が九州経由ではなくて、十三湊経由で入ってきた可能性は否定できない。
このように十和田湖を中心に重層的に重なった、キリスト像・ユダヤ教の習慣や思考が特殊な文化圏を形成した可能性はありうる。それが超古代文明(縄文文化)と結びつくのであれば興味深い。やはり、東北には特別な文化圏があったのであろうか。
山口敏太郎
作家・オカルト研究家 著作170冊、おはスタ 、クギズケなどレギュラー番組四本 、番組出演400本以上、芸能プロタートルカンパニー代表、妖怪博物館〈銚子市中央町6-26〉、オカルトニュースATLAS(http://mnsatlas.com/)を経営中。
・ 暴露&表で言えない激ヤバ情報のメルマガ! 「山口敏太郎のサイバーアトランティア」
http://foomii.com/00015
・ 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊東北地方にあった「幻のキリスト教圏」とは? 水没キリスト像から考察(山口敏太郎)のページです。キリスト教、東北地方、山口敏太郎、キリシタンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで