生贄として生き埋めにされた酔っ払い、土中から生還! ボリビア発の衝撃事件を詳説、識者「昭和初期まで日本でも」

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画像は「Daily Mail」より引用

 人身御供や生贄の儀式というとすでに廃れた古代の因習のイメージだが、本当に「神への生贄にされそうになった」という事件が発生して騒動になっている。

 8月5日、ボリビアのエル・アルトで「マザー・アース・フェスティバル(母なる大地の祭り)」という祭が開催された。この祭では人々が大地と豊饒の女神であるパチャママに感謝し、「sullu」と呼ばれる供物を捧げるという。先住民のあいだでは8月になると女神が「口を開く」と考えられていたため、大地に穴を開けてさまざまなものを供えていた。捧げ物は生きた動物から羊の胎児、ココアの葉やお菓子まで多岐にわたり、かつては人間が生贄として捧げられていたこともあったようだ。

 だが、そんな古の因習通り「生け贄にされそうになった」と告白する人が現れたのである。地元の男性ビクトル・ウゴ・ミカ・アルバレスさん(30)は、地元メディア「Página Siete」に次のように自身の体験を語っている。

「その日、私はフェスティバルへ踊りにいきました。入場前に酒を飲んだのは覚えていますが、その後は記憶が曖昧です。次に気づいた時には暗い場所でベッドに横たわっていました。尿意を感じて目を覚ましたのですが、狭くてまったく身動きを取ることができませんでした。驚いて周囲を手探りすると棺桶の覗き窓に触れました。幸い覗き窓のガラスを割ることができたので、地上に出ることができたのです」

 そう証言するアルバレスさんの顔には生々しい傷があり、衣服や体には泥がこびりついていた。さらに彼が埋められていたという場所は、フェスティバルの会場から80キロも離れたアチャカチという地域だったのである。

 衝撃的な体験をしたアルバレスさんは自分が「大地の女神への供物として生き埋めにされた」と信じているという。また、彼は酒を飲んでいたからといって、証言を聞き入れてもらえなかった地元警察に対しても不満を示しているようだ。

 はたして、忌まわしい「生け贄」の儀式は今も残っているのか。オカルト研究家の山口敏太郎氏は「昭和初期までは人間を生け贄にするという風習が地方には密かに残っていたという。現代においてもアフリカや南米のような地域では、このような文化が残っていたとしても不思議ではない」と語る。

 男性を生きたまま土に埋めて生贄にしようとしたのは何者なのか、今後の捜査の展開が気になるところだ。

参考:「Página Siete」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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