磁気異常だらけ「プマプンク遺跡」の謎! UFOが飛来していた?
アメリカ大陸で最も魅力的な古代遺跡のひとつが、ボリビアのアルティプラノの高地にある「プマプンク」だ。チチカカ湖の南、ティアワナコの古代城塞には、プマプンクの驚くべき巨石遺跡が現存する。
この遺跡が魅力的な理由はいくつかあるが、まず目を引くのが巨大な石だ。どうやって石を切り出し、運び、所定の位置に移動させたのか、今なおわかっていない。1000~2000年前に50トンもの巨石を加工し、運んだ技術について、専門家は頭を抱えている。石材の中には、紙1枚も挟めないほど複雑に組み合わされたものもある。特に精確にH型に切り取られた巨石は有名だ。
しかし、もっと重要なのは、この石がユニークな性質を持っている点だ。プマプンクの石を分析した結果、石は磁気を帯びており、この遺跡には磁気異常が見られるというのだ。
プマプンクの磁気異常
YouTubeでいくつかの動画が公開されているが、プマプンクの巨石に方位磁石を置くと、針がユラユラと揺れて、あらぬ方向を示してしまう。特にH型の巨石はその揺れが激しい。岩石中の磁性鉱物によるものである可能性は高いものの、古代人があえてそうした岩を選んだ理由があるかもしれない。
福島市南西部にある「千貫森」は、なだらかな三角形のシルエットをした山で、ピラミッドを彷彿とさせるといわれているが、ここの大きな特徴は磁気異常である。この山には異常に磁気が強く、方位磁針がまったく機能しないポイントがいくつかあると言われており、そのことがUFO※と結び付けて語られることも多い。同地ではUFOの目撃情報が多く、また、千貫森は内部が空洞になっており、UFO基地になっているのではないかと噂されている。また、その磁気異常がパラボラアンテナのように機能し、UFOが磁気をエネルギーとして利用しているのではといわれることもある。
※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。
そう考えると、プマプンクの磁気異常もUFOの飛来を目的としていたのかもしれない。古代人に宇宙人が知恵を授けていたという古代宇宙飛行士説もそのことを支持するだろう。
参考:「Curiosmos」ほか
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2024.10.02 20:00心霊磁気異常だらけ「プマプンク遺跡」の謎! UFOが飛来していた?のページです。磁気、ボリビア、古代遺跡、巨石などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで