宇宙を疾走するUFOを撮影するための最新の「スピードカメラ」が開発される! ハーバード大教授が主導

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画像は「Getty Images」より

 今も世界のどこかで目撃されているUFO。もしUFOが本当に我々の地球外、太陽系外からやって来ているとしたら、現代の技術で地球に到達する前に確認することは本当に不可能なのだろうか。

※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。

 実際、UFOではないが2017年に太陽系外から飛来した恒星間天体であるオウムアムアは観測の結果、偶然接近を確認できた。半径200mある小惑星と、大きくても数十m程とみられるUFOでは見つけにくさに大きな違いがあるかもしれないが、それでも現在の技術を駆使すれば地球に接近してくるUFOを捉えることも可能なのではないか。そう考えてUFO用の「スピードカメラ」を製造する試みが行われた。発案者は米ハーバード大学の天文学者アヴィ・ローブ教授。彼は前述の恒星間天体オウムアムアは宇宙人の乗り物だったと主張している人物で、2017年の接近は「我々人類が宇宙人の証拠を得られる数少ないチャンスだった」と語っている。

 そんなローブ氏が主導となり、なんと太陽系内を移動するUFO用のスピードカメラとも言うべき装置の開発に成功したという発表がなされた。この装置には強力なカメラを搭載しており、撮影されたデータはコンピュータシステムに送られ、AIアルゴリズムで物体を識別するという。既にその運用を開始しており、セキュリティ上の理由から設置されている場所は明らかにされていないが、「ここ数週間で稼動した」ことが明らかになっている。アメリカはシアトルにあるブルーマーブル宇宙科学研究所のジェイコブ・ハック・ミスラ氏も、このカメラについて「軌道上から何でも探すことができる装置」であると明言している。

 ちなみにローブ氏は現在、同様の物体を迎撃するための宇宙ミッションも計画中だ。

参考:「Daily Star」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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