タイムトラベラーが「2027年の人類滅亡後の世界」を証明する映像を公開?

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画像は「Getty Images」より

 近年、SNSを中心にタイムトラベラーを自称する人物が増えている。彼らは動画や意味深な投稿という形で近い将来に起きることを伝えてくれるが、それが本当に現実に起きることなのかは誰にもわからない。

 中には未来から来た証拠として未来の地球の画像を公開する人物もいる。先日は「2027年から来たタイムトラベラー」だと主張する謎のカップルが、「自分たちが未来にいる」ことを証明する映像を公開、注目を集めた。ハビエルとマリアの2人はTikTokにてハビエルが「@unicosobreviviente」、マリアが「@socmia」というユーザー名で発信している。2人によれば、今から僅か4年後には地球上からほとんどの人がいなくなり、町は無人になってしまうというのだ。投稿された動画には人っ子ひとりいなくなった無人の町を歩く2人の様子が確かに写っている。視聴者によれば、彼らがいる所はスペインのバレンシア市のどこかだそう。

 そもそもハビエル氏は2021年に「現代から少し先の未来である2027年に飛ばされてしまった」と主張し、このアカウント名で誰もいないスペインの町並みを動画でTikTokに公開して話題になった人物だ。2021年当時、彼は「病院に搬送された後、目を覚ますといつの間にか6年後の世界に来ていた」とし、物が溢れているにも関わらず無人の店やレストランの様子などの動画を投稿していた。後に彼が未来に飛ばされたのは、とあるプロジェクトの一環だったことが判明。同じプロジェクトの参加者であるマリアと出会って活動するようになったのだ。

 マリアも動画にて「まだ処理中で、解決策を見出そうとしている」「まだ理解することがたくさんあるけれど、現状を変えることにした」というコメントを出しており、未来の世界で活路を見出そうとしている様子を伝えている。

 しかし、この動画が本当に数年後の未来の世界の様子を捉えたものなのか、という点については多くの人が疑問を投げかけているようだ。そもそも最初のハビエル氏の動画が公開された時点で、町に人がいないわりに店舗に物が溢れていたり、建物が綺麗なことから「早朝などの人がいない時間を狙って撮影したにすぎないのでは」という疑惑も出て来ていた。

 果たして2人の動画は本物なのか、それとも大掛かりなジョークなのか。真実が明らかになる日は来るのだろうか。

@socmia Respuesta a @Javier ♬ AirplaneMode – BONES

参考:「Daily Star」ほか

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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