「双頭のサメ」が急増中… 乱獲が原因か? 科学者が警鐘

頭が2つあったり、目が1つしか無い奇形の生物は発見されるたびにニュースになるが、近年ある生物の奇形が増えているという報告が海外から寄せられた。
増えているのは頭が2つある「双頭サメ」だ。最初の双頭サメは2008年にオーストラリア沖で目撃されたという。その後、フロリダ沖で同様の個体が捕獲され、解剖の結果骨格と内臓が体の中腹で分かれ、完全な形の頭部が2つあったことから、一種の結合双生児だと判明した。
その後メキシコ湾とカリフォルニア湾の両方から複数の「双頭サメ」の報告が漁師から寄せられ、2016年にはスペイン・マラガ大学の科学者が 「2つの心臓、2つの食道、2つの胃、2つの肝臓」 を持つ双頭のサメの胚を発見した。フロリダ・キーズ大学の主任科学研究官で海洋研究の主任研究員であるパトリック・ライス氏によれば、こちらも結合双生児のサメであり、どちらの個体も完全に成長した個体ではなかったという。
このような結合双生児由来の双頭サメはランダムな遺伝子変異からこの姿になってしまうと考えられているが、近年になって双頭サメの目撃例や捕獲事例が驚く程増えているという。最近の事例では2020年にインド西部で双頭サメが捕獲されている。
海洋科学学際センターの魚類学コレクションの研究者であるニコラス・エーヘマン氏は、双頭サメの増加は人間によって引き起こされているという仮説を上げている。彼はニューズウィークの取材に対し、 「1980年から現在に至るまでサメ漁は増加しており、間違いなくさまざまな種のサメの個体数が減少している。これは種の遺伝的多様性や成熟時のサイズの小ささ、胚の発達の質に影響を与える有性生殖に影響を与えている。これらすべての外部ストレス因子は、胚発生中のDNA変異と軸の不完全な分裂を促進し、結果として異常な個体をもたらす可能性がある。具体的にはサメの乱獲によってサメの遺伝子プールが減少した結果、子孫の質に連鎖的な影響が出ているのではないか」と述べている。乱獲によってサメの個体数が減り、近縁の個体が交配する機会が増えたことで奇形のサメが産まれる確率が上がったのではないか、というのだ。
一方でスマートフォンの普及により、双頭のサメを初めとする奇形の魚が発見されるたびに報告されるようになり、結果として数が増加しているように見えているのだ、という説もある。今後も双頭サメの報告は増えるのだろうか、気になるところだ。
参考:「Daily Star」ほか
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