「現代のノストラダムス」が超能力捜査官として事件解決へ! 警察から協力依頼、やはり本物か?

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アトス・サロメ氏(画像は「athos_salome (Instagram)」より)

 TOCANA及びアトラスでは、最近注目を集めている予言者の一人としてブラジルの予言者アトス・サロメ氏と彼の最新の予言について紹介してきた。彼は「現代のノストラダムス」の異名を持ち、2022年にエリザベス女王の崩御を予言し的中させたことで有名になった。検証の余地はあるものの、サロメ氏がノストラダムスの直系の子孫だという噂もささやかれている。

 彼は主にInstagramにて数字を活用した予言を行っており、他にも新型コロナのパンデミックやロシアのウクライナ侵攻、さらにはイーロン・マスク氏のTwitter買収まで予言していたと自称している。たとえばマスク氏のTwitter買収については、「指導者は “22、44および/または66″の間に生まれ、彼は自身の決定に賛成しない人々の一部を取り除くだろう!」という投稿が該当するという。実際にマスク氏は6600万ドルの価値があるとされる彼のプライベートジェットに加えて、4月22日にTwitterを4400万ドルで買収すると発表しており、サロメ氏が予言した数字と符号している。

 ただ、その予言はノストラダムスと同じく抽象的な数字やメタファーに彩られており、具体性が乏しいという指摘があることも確かだ。しかし、だからといって彼が不誠実なデタラメを並び立てているということにはならない。行動科学の専門家であるティアゴ・ルイージ氏はサロメ氏の録音ファイルを実際に聴き、「真実を正確に語る者の話しぶり」だったと報告していたりもする。

 12歳で自身の能力に気づいたというサロメ氏は独学でその精度を高めてきたという。カバラなどの技術も用いるが、基本にあるのは彼の人並外れた予知能力だ。幼い頃は自身が予言した起こりそうもないことが実際に起こってしまうことが多発し、ひどく狼狽したという。

 そんな彼は現在、自身の超能力を「犯罪との戦いに役立てたい」と主張し、注目を集めている。

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画像は「Getty Images」より

 かつて日本のバラエティ番組でも「超能力捜査官」が話題になったが、海外の警察等では透視能力や霊能力がある人物の霊視を捜査の参考にすることがある。有名なところでは、米国の透視能力者ジョー・マクモニーグル氏がいる。彼はかつて「スターゲイト・プロジェクト」という米軍の極秘計画に参加していた経験があるとされる。このプロジェクトは1970年代の冷戦時代、東側共産圏で行われていた超能力研究に米国が対抗したもので、当初はカリフォルニア州のスタンフォード研究所で行われたものだ。日本のテレビ番組にもたびたび出演し、その能力を披露した。

 さて、サロメ氏も自身の予知能力や霊視を活用し、シャーロック・ホームズのように警察の捜査に協力したいと述べているのだ。

 ちなみにサロメ氏は過去にも地元警察と協力する機会があったものの、「超常現象を科学として犯罪の解明に役立てることに偏見があった」ため、断ってきたそうだ。自身の能力を過信せず、客観的に見ることができる能力者というのは貴重かもしれない。おそらくサロメ氏の協力は科学的な手法の犯罪捜査をサポートするような方法になるのではないだろうか。今後、彼が捜査の分野でどのような活躍と功績を出していくのか、気になるところだ。

参考:「Daily Star」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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