闇の美容整形で美女の顔面が崩壊… “ブラジルの扇風機おばさん”の悲痛な叫び
闇の美容整形で美女の顔面が崩壊… “ブラジルの扇風機おばさん”の悲痛な叫び 「私はいじめられ続ける!」
今夜、2月21日21時から放送される「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ)で取り上げられる“ブラジルの扇風機おばさん”を紹介する。
ブラジルに住むトランスジェンダーのジュジュ・オリヴェイラさん(30)は、2017年に闇営業するクリニックで250ミリリットルの工業用シリコンを頬、鼻、あごに注入。最初の1年間は期待通りの効果を示したというが、徐々に変形と膨張が進んでいき、現在は顔が膨れ上がり、パンパンになってしまった。
彼女の顔を見た人からは「まるで陰嚢のようだ」と心ない言葉をかけられることもあり、実際に、ブラジルの子供向けテレビ番組に登場するキャラクター「フォファオ(fofao)」に似ていると揶揄され、ブラジルメディアではジュジュ・フォファオと表記されている。
彼女は顔を元に戻すための手術費用約100万円を集めるためクラウドファンディングを行ったものの、集まった寄付金は約50万円程度と、目標金額には遠く及ばなかった。その後、寄付金は不特定の団体に寄付したという。
それでも、まだ生活資金が必要とのことで、今も銀行口座を公開し、寄付を募っているとのこと。
後に削除された動画で、彼女はこう語っていたそうだ。
「今日、私は非常に悲しいです。手術が受けられないこと、このまま顔が変形していくことを知りました。そして、人々は私をいじめ続けるでしょう。」
また、たとえ手術を行えたとしても元の顔に戻ることは難しいかもしれない。地元メディアによると、顔に注入されたのは工業用シリコンではなく、ミネラルオイルであることが検査で判明したという。医師らによると、注入された物質を取り除いても、元の外観に戻れるかどうかはわからないとのこと。
とはいえ、異物を除去しないと命に関わる恐れがある。
“扇風機おばさん”として知られる韓国のハン・ヘギョンさんも、闇営業するクリニックで顔面へ薬剤注入、最終的には自分でサラダ油を注射するようになった。その結果、ジュジュさんと同じように顔が膨れ上がり、元の美貌が見る影もなくなってしまった。彼女は2018年に間質性肺炎にかかり52歳という若さで亡くなったのだが、死を招いた要因として顔への異物注入が疑われている。パラフィンやシリコンなどの異物が体内に長期存在することにより膠原病類似の病態を呈する疾患である「ヒトアジュバント病」により間質性肺炎が起こるといわれているからだ。実際、晩年のヘギョンさんは顔への異物注入を再開するようになってしまっていたという。
外見を損なうだけでなく、命まで奪うとは恐ろしい。ジュジュさんが一刻も早く異物を除去し、平穏な生活を取り戻せることを祈りたい。
参考:「The Sun」「EXSTRA」「plena mulher」「多彩な膠原病類似症状を呈したヒトアジュバント病(学校法人日本医科大学)」「ザ!世界仰天ニュース(日本テレビ)」ほか
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