NASAがやらかした「125億円の凡ミス」から「宇宙のぼっち誕生日」まで! 火星にまつわる奇妙な事実10選

NASAがやらかした「125億円の凡ミス」から「宇宙のぼっち誕生日」まで! 火星にまつわる奇妙な事実10選の画像1
UnsplashNASAより

 夜空に赤く輝く「火星」。

 人類が最も移住を夢見ているこの惑星については、水が存在した痕跡や探査機の活躍など、日々新しいニュースが届けられている。

 しかし、教科書に載っているような真面目な天文学の知識だけが火星のすべてではない。実は、この赤い星をめぐっては、人間の愛すべき失敗や、ちょっと不気味なエピソードが数多く存在しているのだ。

 今回は、「火星にまつわる奇妙で意外な事実10選」を紹介しよう。これを読めば、火星の見方が少し変わるかもしれない。

10.ケネディは「月」より先に「火星」に行きたがっていた

NASAがやらかした「125億円の凡ミス」から「宇宙のぼっち誕生日」まで! 火星にまつわる奇妙な事実10選の画像2
画像はUnsplashFlorida Memoryより

「10年以内に月へ行く」という名演説でアポロ計画を推進したケネディ大統領だが、実は当初、NASAのエンジニアに「火星に人間を送れないか?」と打診していた。しかし、当時の技術では火星はあまりにも遠すぎたため、「月の方が現実的です」と説得され、ターゲットを変更したという。もしあの時NASAが「やれます!」と答えていたら、歴史はどう変わっていただろうか。

9.イエメンの男3人が「火星は俺たちの土地だ」とNASAを提訴した

 1997年、探査機パスファインダーが火星に着陸した際、イエメンの男性3人が「火星は3000年前から我々の先祖のものだ! NASAは不法侵入している!」と検事総長に訴え出た。当然ながら訴えは即座に却下されたが、彼らはその後、火星の土地を「1平方メートルあたり2ドル」で売り出そうとした。商魂たくましすぎる。

8.火星には「高さ19km」の巨大なつむじ風が吹いている

 地球のつむじ風(ダストデビル)はせいぜい高さ300メートル程度だが、火星のそれは文字通り桁違いだ。2012年にNASAが捉えたつむじ風は、なんと高さ約19.3キロメートル(富士山の5倍!)にも達していた。ただし、火星は大気が非常に薄いため、風速が時速100キロを超えても、地球のそよ風程度の力しか持たないという。見た目ほど凶暴ではないのだ。

7.弁護士が「火星人とテレパシー通信」を試みていた

 1920年代、ヒュー・マンスフィールド・ロビンソンというイギリスの弁護士が、「私は火星人とテレパシーで交信している」と主張した。彼によれば、火星人は背が高く、無線通信の高度な知識を持っているという。1926年、彼は実際に火星に向けて無線メッセージを送信したが、当然返事はなかった。彼はこれを「大気の状態が悪かったからだ」と大真面目に言い訳している。

6.探査機キュリオシティは、火星で一人ぼっちの「誕生日」を祝った

NASAがやらかした「125億円の凡ミス」から「宇宙のぼっち誕生日」まで! 火星にまつわる奇妙な事実10選の画像3
イメージ画像 Created with AI image generation

 2012年に火星に着陸した探査機キュリオシティ。着陸から1年後の2013年8月5日、NASAのエンジニアたちは粋な計らいとして、機体のモーターの振動音を使って「ハッピーバースデー」のメロディを火星に響かせた。

 しかし、この「宇宙一孤独な誕生日パーティー」が行われたのはこの1回きり。バッテリーの無駄遣いになるため、翌年からは自粛されてしまった。少し切ない。

5.火星の質量は地球の「10分の1」しかない

 火星は地球の「兄弟星」と呼ばれることが多いが、サイズは地球の半分ほどで、質量に至っては10分の1しかない。そのため重力も地球の約3分の1だ。しかし、地球の表面の7割が海であることを考えると、実際に歩ける「陸地」の面積は、地球と火星でほぼ同じくらいになる。

4.太陽系最大の山「オリンポス山」はデカすぎて山だと気づかない

NASAがやらかした「125億円の凡ミス」から「宇宙のぼっち誕生日」まで! 火星にまつわる奇妙な事実10選の画像4
オリンポス山 出典:NASA/Corbis(Public Domain) / National Geographic / Wikimedia Commons

 火星にあるオリンポス山は、標高約21キロ(エベレストの約2.5倍)という太陽系最大の火山だ。しかし、裾野が約600キロにも及ぶほど広大で、斜面が非常に緩やかなため、もしあなたがこの山の頂上に立っても、あまりのスケール感に「自分が山の上にいる」ことすら認識できないだろう。

3.火星には「9.11テロの残骸」が眠っている

 2004年に火星に着陸した双子の探査機「スピリット」と「オポチュニティ」。彼らの岩石粉砕ツールのケーブルシールドには、2001年の同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンターのアルミニウムの破片が使用されていた。両機ともすでにミッションを終え、火星の砂の中で眠りについているが、彼らは今も星を越えた慰霊碑として存在し続けている。

2.「ヤード・ポンド法」と「メートル法」の勘違いで125億円が宇宙の塵に

 1998年に打ち上げられた火星探査機「マーズ・クライメイト・オービター」。しかし1999年、火星軌道への投入時に機体は低空を飛びすぎ、大気圏で燃え尽きてしまった。

 原因は信じられないほど初歩的なミスだった。ソフトウェアの一部が「ヤード・ポンド法」で推力を計算していたのに、別のシステムがそれを「メートル法」として受け取っていたのだ。この単位の勘違いのせいで、1億2500万ドル(約200億円)のプロジェクトが文字通り宇宙の塵となった。エンジニア界隈では今も語り継がれる恐怖の教訓である。

1.人類初の火星のクローズアップ写真は「クレヨン」で塗られていた

NASAがやらかした「125億円の凡ミス」から「宇宙のぼっち誕生日」まで! 火星にまつわる奇妙な事実10選の画像5
イメージ画像 Created with AI image generation

 1965年、探査機マリナー4号が初めて火星の接近撮影に成功した。しかし、当時の通信速度は遅く、画像データは数字の羅列として少しずつ送られてきた。

 待ちきれなかったNASAのエンジニアたちは、プリントアウトされた数字の羅列(明るさを示す数値)を、なんと近所の画材屋で買ってきた「クレヨン」で手塗りして画像を復元したのだ。その時にたまたま選んだ色が赤茶色系だったため、偶然にも実際の火星の色に近い「カラー写真第一号」が完成した。

 最先端のテクノロジーの結晶である宇宙探査も、その裏側には人間の情熱や焦り、そして愛すべき凡ミスが詰まっている。次に夜空の赤い星を見上げたときは、クレヨンを握りしめたエンジニアたちや、一人で誕生日を祝った探査機の姿を思い出してみるのもいいかもしれない。

参考:Listverse、ほか

TOCANA編集部

TOCANA/トカナ|UFO、UMA、心霊、予言など好奇心を刺激するオカルトニュースメディア
Twitter: @DailyTocana
Instagram: tocanagram
Facebook: tocana.web
YouTube: TOCANAチャンネル

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

NASAがやらかした「125億円の凡ミス」から「宇宙のぼっち誕生日」まで! 火星にまつわる奇妙な事実10選のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで