【NASA陰謀論】アルテミス2の月面は「グリーンスクリーン」で作られた!? 地球平面論者が語る“火星=カナダ・デボン島撮影説”の真偽

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 首尾よく成功に終わったアルテミスIIの有人月周回飛行ミッションだが、懲りない面々がアルテミスIIはNASAの謀略であると糾弾している。にわかに騒ぎ出しているのは「地球平面論者」たちだ――。

■地球平面論者の“アルテミスII陰謀論”

 先の日本時間11日午前、10日間のミッションを終えたアルテミスIIの乗組員が無事に地球に帰還した。地球からの最遠距離有人宇宙飛行記録を更新した今回のミッションだが、いかにもな筋からアルテミス計画は捏造であるとの横槍が入っている。その筋とは「地球平面論者」の面々だ。

「最初から劇場で上映されているんだ」と地球平面論者のマーク・サージェント氏は英紙「Daily Star」に話す。

「アルテミスIIは完全に偽物だ、100%。最初から茶番劇だった」(サージェント氏)

画像は「Daily Star」より

 サージェント氏によるとアルテミスII計画は地球平面論信者によって「打ち上げられる何カ月も前からその正体が暴かれていた」という。

 サージェント氏はNASAは以前と「同じ制作技術」、「同じカメラ技術、同じグリーンスクリーン、ブルースクリーン、クロマキー」を使用していると主張し、映像は何も改善されていないと言及する。

 サージェント氏はアルテミスIIのこのタイミングは1776年のアメリカ独立宣言から250年を記念する「アメリカ250」によって決定されたものであり、「新たに獲得したアメリカの優位性を確立しようとする試み」であると主張する。

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 ソーシャルメディアのコンテンツクリエイター、クラーク・ペイン氏はサージェント氏のこの見解に賛同し、「NASAだからというだけでは、私にとっては十分な証拠にはならない」とコメントしている。

 ペイン氏は数千人のフォロワーと登録者を抱える人気のソーシャルメディアページを運営しており、そこでアメリカ政府、イスラエル、そして最近ではアルテミスII計画に対する批判を発信している。彼は自身を「どちらかというと地球平面論支持者」だと自認する。

 ペイン氏の見解はサージェント氏のラディカルな地球平面論より穏健に見えるものの、地球の形状の信憑性や宇宙飛行士の業績の信憑性について彼は頻繁に疑問を呈している。

 ペイン氏はその地球平面論を信じる人々の2つの主張に依拠している。1つ目は、ISSの映像は隠された装置を使って偽造されているという考えだ。

 2つ目は、いわゆるデボン島=火星説である。ペイン氏はNASAの火星画像はカナダのデボン島で撮影された写真と一致すると主張し「重ね合わせてみると完璧に一致した」と説明する。

 デボン島は宇宙機関が火星のような過酷な地形で機器のテストを行う野外調査の拠点として知られているが、ファクトチェッカーは「完璧な重ね合わせ」というよりはむしろ背景画像が何度も再利用され、時には画像が加工されていると指摘している。

アルテミスIIからリード・ワイズマンが撮影 NASA – https://images.nasa.gov/details/art002e009288, パブリック・ドメイン, リンクによる

 彼はまたNASAのエンジニアであるケリー・スミス氏がアルテミスIIの宇宙船「オリオン」の初期試験飛行について語るクリップに言及する。スミス氏はNASAが「この宇宙領域に人を送る前にこれらの課題を解決しなければならない」と述べているが、ペイン氏はこの発言は月探査ミッションが不可能であることを認めたものだと指摘する。

 異なる角度からアプローチしているにもかかわらず、サージェント氏もペイン氏も公式の宇宙開発のストーリーは辻褄が合わないと主張している。つまりNASAの宇宙開発のすべてが疑わしいというのだ。

 地球平面論者の面々から懲りない主張が繰り返されているとも言えるのだが、地球が平面であるという主張と“NASA陰謀論”は分けて考えなければならないだろう。地球平面論者におかれてはNASAを敵に回さなくとも、地球が平面であるのだと納得させてもらいたいものである。

参考:「Daily Star」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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