【動画】本物の反重力装置をロシア人研究者が発明! 「これはガチ」物理学の専門家が徹底解説!

―― 物理・科学・IT専門家の平清水九十九が解説! 最先端「電気的宇宙論」からみた地球科学を紹介する!

 ロシア人のアレクセイ・チェクルコフ氏が2018年にYouTubeにアップした動画が話題になっている。その動画では、コードにつながれた円盤状の装置がふわりと中に浮かんでいる様子が写されている。ネット上には反重力を実現したというサイト、動画が氾濫しているが、たいていは製作者の勘違いかフェイクだ。しかし、チェクルコフ氏の反重力装置は、昆虫の羽根を使って反重力を実現したとされる、昆虫学者グレベニコフ博士の原理を踏襲していると製作者自らが語っている。筆者の見立てによれば、これは本物だ。

■昆虫と反重力装置

 まず、グレベニコフ博士の反重力装置を紹介しよう。昆虫の研究者がなぜ反重力装置を作ったかと思われるかもしれない。ところが、昆虫の飛翔を研究すると反重力に行き着く。通常、翼や羽根の生み出す揚力は流体力学から説明するが、昆虫の持つ羽がなぜ十分な揚力を生んでいるのかわからないというなぞがあった。昆虫の羽根は飛行機や鳥の羽と違い、ただ1枚の薄い膜でしかない。1秒間に数十回羽を動かしても、昆虫の体を持ち上げるほどの揚力は生まれないというのが従来の見解だった。蚊などの身体の軽い昆虫は、羽根の生み出す微小な気流を使って飛んでいるとされている。しかし、コガネムシのように身体が重い割に羽根の小さな昆虫は、飛べるはずがないと考えられていたのだ。

 一部の研究者は、昆虫のような小さなサイズでは、空気の粘度が揚力を生むことに利用されている、と主張している。だが、そのような言い訳は、大型のカブトムシが飛んでいることを見れば通用しないとすぐにわかる。実際、飛行機がなぜ飛べるかも流体力学だけでは、半分しか説明できないといわれている。空気圧のほとんどない20km上空を戦闘機が飛べる理由を、流体力学では説明できないのだ。ロシアの戦闘機は20kmよりはるか上空の30kmを飛行できる。

■昆虫の羽根には電気が溜まっている

画像は「getty images」より

 じつは昆虫の羽根は、電気を溜める性質を持つ強誘電体であることがわかってきた。電子顕微鏡で昆虫の羽根を見ると微細な構造が整然と並んでいるのが見える。微細な構造には電子を溜める機能がある。たとえば、人工的に作った強誘電体のロッシェル塩は、空気の比誘電率1に対して4千倍も電気を溜めることができる。昆虫の羽根はロッシェル塩よりはるかに多くの電気を溜める性能があるのだ。

 なぜ、比誘電率が重要なのかといえば、大気、地表は電気を帯びているからだ。地表はマイナス、上空の電離層はプラスの電気を帯びている。また、大気は宇宙線の影響で弱いプラスに電離している。地表から上空に行くにつれ大気の電離度は徐々に上昇する。もし、地表付近でマイナスの電荷を大量に持った物質があったとしたら、地表のマイナスに対して反発力を持つ。反発力は揚力として現れるはずだ。

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