【動画】本物の反重力装置をロシア人研究者が発明! 「これはガチ」物理学の専門家が徹底解説!

 しかし、19世紀になると同じドイツの哲学者ヘーゲルが「カント氏の万有引力への批判は理解が足りなかったせいだ」と反論する。何が変わったかといえば、18世紀末にキャベンディッシュの実験が行われたためだ。イギリスで2番目に金持ちのキャベンディッシュは、160kgと700gの鉛の玉が互いの質量で引き合うはずのわずかな力を、ねじり天秤という方法で測定した。

囲いの小屋を含むキャヴェンディッシュのねじり天秤装置の縦断面。画像は「Wikipedia」より

 その結果、地球の比重は5.4であるとわかった。キャベンディッシュの実験は、万有引力の主張である、重力は物の量に比例することを証明したと考えられた。このキャベンディッシュの実験が現在に至るまで、大きく影響しているのだ。

 キャベンディッシュの実験が間違いであったことは、50年後にファラデーが気付く。1850年ごろ、実験の名手であったファラデーはキャベンディッシュが使った鉛は、反磁性体であることを発見する。鉛は質量が発生する重力ではなく反磁性で動いたのだ。「ファラデーがキャベンディッシュの誤りに気がついた」とは、科学史には記録されていないが、ファラデーは晩年を重力研究に費やし、重力が電磁気力であることを確信していたと見られる。キャベンディッシュの実験が誤りであるということは、質量は重力を生まないということになる。では地球上の重力はどのような仕組みで生まれているのだろうか?

■重力の源は「シャーマン共振」

 結論を先に言えば、地球の重力は地上で最も強力な電磁波、シューマン共振が生み出している。7.83Hzの低い周波数の電波は、数百キロもの岩盤も透過するという性質を持つ。さえぎることができない重力と同じ性質だ。また、強力な電波を受けた物質は片側に電界による引力が生まれる。これはマイクロ波を使ったEMドライブと同じ現象なのだ。

 チェクルコフ氏の金属円板は、シューマン共振に近い電磁波を作り出していると考えられる。もう一度、図を見てほしい。下側の回転する金属板に付けられた磁石が、中央の金属板から放射される高圧電流による電界を周期的にさえぎる。これは電界と磁界が交互に変化するシューマン共振に似ている。円板の下に向かい、シューマン共振と同じ電波が放射されている。チェクルコフ氏の反重力装置を再現すれば、すべてが明らかになるだろう。筆者の予想する重力理論が正しいかどうかもわかるはずだ。

文=平清水九十九

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