オワコンの日本、起死回生の一手は「ジャンクフード」!? ラーメン次郎、マクドナルド、ポテチをガンガン食いまくれ…という説

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 20年以上にわたる経済の低迷、人口減少の日本だが、これをやれば急成長間違いなしという一手を歴史栄養学から提言してみよう。歴史栄養学とは人間が摂取してきた食物と人間機能の関係を解き明かし、どのように社会に影響を与えたかを考察する、筆者が勝手に作った学問領域だ。簡単に言えば、食べ物が作った歴史と言える。

 歴史栄養学の前に環境考古学がある。環境考古学とは気候と人間社会の変化を追求した学問分野で、安田喜憲・国際日本文化研究センター名誉教授が1980年代に確立した。それまで、気候変動が人間社会に影響を与えるというと、環境決定論と揶揄され、現在で言えば疑似科学と非難されることがあった。だが、環境考古学は最初にヨーロッパで認められ、現在では地球温暖化などの環境問題を考えるうえで、基本的な知見を与える基礎科学となっている。

 たとえば、最初の文明はインダス川周辺で発祥したが、周辺の森林が衰退するとインダス文明も滅亡した。メソポタミア、インカ、クメールなどの文明・王朝も森林の衰退とともに滅亡している。都市ができると周囲の森林を切り倒すため、どんどん木がなくなっていく。木がなくなってしまうと都市を維持できなくなり文明もなくなるという仕組みだ。環境考古学は花粉分析から文明の滅亡原因を発見した

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 森林の盛衰は気候変動によっても起きる。また気候変動は食糧生産にもかかわっていて、人口移動も引き起こす。13世紀にモンゴル帝国はヨーロッパに侵攻するが、原因はモンゴル平原の寒冷化により食糧が足りなくなったことだった。モンゴル人のヨーロッパ侵攻は家畜の移入により、それまでなかった病原菌を運び込んで、黒死病、ペストを蔓延させた。ペストによる大量死は産業革命にも大きく影響している。

 モンゴル帝国が侵攻してきたことで、ヨーロッパでは13世紀ごろから断続的にペストが流行するが、イギリスでは貴族や富裕層がペストを避けて都市部から農村に避難した。非難した先の農村で生まれたのが近代化の原動力となったニュートンの万有引力だった。そして、都市部では人手の足りなくなった工場に機械が導入され、一気に産業革命が進むことになった。それに加え、ペストで死に絶えた一家の財産は教会に接収されたため、資本の流動性が増した。このように、近代化の背後には最初に気候変動があったのだ。

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■砂糖と進化

 だが、科学革命、産業革命の背後にはもうひとつの重要な変化があった。意外に思われるが、それは「砂糖」の普及である。12世紀の大航海時代が始まると最初に地中海沿岸でサトウキビ栽培が始まった。サトウキビはすぐに新大陸に運び込まれ、15世紀には大量の砂糖がヨーロッパに供給された。実は砂糖がヨーロッパに入ってから1世紀後に科学革命が起きている。この頃、ロンドンでは紅茶に砂糖を入れて飲ませるティーサロンが流行していた。暇を持て余した富裕層はティーサロンに入り浸って、科学談議に明け暮れた。

 つまり、近代科学はティーサロンから生まれたのだが、それには脳に栄養を供給する砂糖が大きく貢献していた。近代科学の発達に大きな寄与をした、人嫌いで有名な実験家キャベンディッシュは、めったに人前には姿を現さなかったらしいが、科学者の集まるティーサロンには通ったという。

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