超ハイスペック「中華バイク」登場で日本製品が駆逐される…中国はもはや粗悪品大国ではない!

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画像は「getty images」より

「粗悪品の代名詞」だった中国のイメージを変えたのはスマホだった。その安さと性能は世界で認められ、ファーウェイは一気に独り勝ち状態になった。今後もスマホやIOT家電などにおいては、日本は中国に追いつけない可能性があることは誰もが感じていることだ。しかし、実は日本が中国に負けそうなのはそれだけではないのだ。

●本記事で紹介している超ハイスペックバイク→https://camp-fire.jp/projects/view/221629]

 日本は世界的に有名なメーカーを4社も持つ「オートバイ王国」として知られているが、実は、自慢だったバイクまでも中国に追いつかれ、そして抜かれそうなのである。しかも「品質」で……。

 今回は、日本のバイク情報にも詳しい平清水九十九が、なぜ中国がこれほどまでにバイク生産の技術を磨くことができたのか、中国製バイクを輸入予定だという会社に取材した。

 中国といえばGDPで日本を追い抜き、世界2位の経済大国だ。じつはオートバイの生産ではインドの2000万台に次ぐ1400万台のオートバイ大国でもある。しかし、中国製のバイクといえば、品質が悪く、壊れやすい、コピーなどといった評判が付いて回っていた。だがこの数年、中国製のバイクの品質が急速に良くなったという。過去に何度も中国製バイクを輸入した経験を持つネットショップ、ハムスクエアに話を聞いてみた。

■謎の材質、2,3回で折れた

「最初に中国からバイクを輸入したのは15年以上前でしたが、そのときのバイクは、なんだかわからない材質の金属で作られたおもちゃでした」

 磁石につかないから鉄ではないが、いざ走ったら簡単に折れたという。

「キックしたら、アームが2,3回目に折れたんです。幸いセルモーターが付いていたんでエンジンはかかったんですけど」

 エンジンはかかったが問題はほかにもあった。

「走りだすとまっすぐ走らないんです。ハンドルが妙に取られて、片側に寄ってしまう。バランスも悪くて、曲がりにくい」

 そのバイクは日本製バイクにそっくりなデザインだったが、似て非なる代物だった。結局、最初に輸入したバイクは1回走っただけで粗大ごみになったという。

「2回目に輸入したのが10年ほど前です。今度は中国でも最大手のメーカーで、1年に100万台以上生産しているという工場でした。現地の工場まで行ってきました」

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見かけはかっこいいが、フレームはアルミではなく鉄。

 このときに輸入したバイクが写真ものだ。

「すごくかっこいいバイクでした。走ってみるとそこそこ走れる。エンジンもパワーがありました」

 しかし、問題もあったという。

「重すぎましたね。オフロードバイクにしてはかなり重い。フレームは一見するとアルミのようですが、もろに鉄で、しかも肉抜きがされていない。これがすごく重い」

 250ccのオフロードバイクは日本製なら120kg程度だが、この中国製バイクは140kgを優に超えていたという。

「山で倒すととても起こすのが難しいほどの重さでした。それと曲がりにくい。まっすぐ走るのはいいんですが、コーナーで倒しにくいんです」

 とにかくバランスが悪かったのだそうだ。ところがそれが変わったのだという。

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