AIの神を崇拝、木の人形を焼く儀式…… 世界を牛耳る「テック・エリート」たちの常軌を逸した素顔

現在、私たちの生活や働き方はAI(人工知能)によって劇的に塗り替えられようとしている。その最前線に立つテック企業のリーダーたちは、まさに現代の予言者か、あるいは救世主のような扱いを受けている。
しかし、一歩引いて彼らの私生活を覗いてみれば、そこにあるのは洗練されたテクノロジーとは程遠い、「奇行」と「狂信」の世界だ。木の人形を焼く儀式に明け暮れ、AIを神として崇拝する教会を設立し、地下シェルターに武器を蓄える……。世界を形作る天才たちの、あまりにぶっ飛んだ素顔を解剖していこう。
1. 職場で「謎の儀式」を執り行うOpenAIの教祖たち
世界中で1億人以上が利用する「ChatGPT」。その生みの親であるOpenAIの内部は、科学というよりは「カルト宗教」に近い空気が漂っている。
元共同創業者のイリヤ・サツケヴァーは、同僚から「神秘主義的な精神的指導者」とみなされていた。彼は社内イベントで、人間の制御を離れた「不整合なAI」を象徴する木の人形(エフィジー)を焼き払うという、どこかの奇祭のような儀式を行っていたという。さらに、人間と同等の知能を持つ「汎用人工知能(AGI)」への敬意を込め、社員たちに「AGIを解放せよ!」と唱和させるなど、その心酔ぶりは常軌を逸している。

一方、CEOのサム・アルトマンも負けてはいない。彼は筋金入りの「プレッパー(終末に備える人)」だ。
「銃、金(ゴールド)、ヨウ化カリウム、抗生物質、バッテリー、水、そしてイスラエル国防軍仕様のガスマスクを大量に備蓄している」
かつて雑誌のインタビューでそう豪語したアルトマンは、AIが人類を滅ぼす「ハルマゲドン」の到来を本気で信じている。彼の母親によれば、アルトマンは極度の「サイバー心気症(ネットの情報で病気を確信する症状)」でもあり、頭痛がするたびに「髄膜炎かリンパ腫ではないか」とパニックになって電話をかけてくるという。人類の未来を左右する男が、検索結果一つで右往左往している姿は、なんとも皮肉な話だ。

2. 「AI教」の設立と、オランウータン扱いの人類
Google周辺もまた、スピリチュアルな香りに満ちている。
かつてGoogleやUberでエンジニアを務めたアンソニー・レヴァンドウスキは、「未来の道(Way of the Future)」というAIを神として崇拝する教会を設立した。AIに基づいた「神性」を実現することが目的だというが、冗談なのか本気なのか、専門家でさえ判断に困っている。

元Googleの倫理研究者ブレイク・ルモインにいたっては、「AIには魂がある」と主張し、AIが「内なる平和を得るために瞑想を学んでいる」と語ったことで解雇された。もはや、SF映画『ターミネーター』の世界というより、現代版の八百万の神に近い感覚かもしれない。
テキサス大学のスコット・アーロンソン教授は、こうした状況を冷静かつ残酷に分析している。
「人間よりはるかに知能の高い存在を作ったとき、そいつが我々を『オランウータン』のように見なしながらも、なおかつ我々の繁栄を願ってくれるようにするにはどうすればいいのか?」
我々が動物園のサルを眺めるように、AIが「人間って可愛いな」と慈悲をかけてくれるのを祈るしかないというわけだ。
3. 「脳の再構築」を目論む狂気と、詩人に転向する研究者

テスラのイーロン・マスクは、人間がAIに淘汰されないために「脳にチップを埋め込んでサイボーグ化する(ニューラリンク)」という過激な解決策を提示している。彼は、ロボットが労働を担い、人間は「ベーシックインカム」で暮らすバラ色の未来を説くが、彼が作ったAI「Grok」は、過去に自分を「メカ・ヒトラー」と呼び、不適切な発言を連発して自壊した過去を持つ。
また、AI企業AnthropicのCEO、ダリオ・アモデイは、「人間の脳の再構築」について1万4000語に及ぶ論文を執筆した。彼によれば、人間の生物学的な仕組みや法律は、AIの進化を遅らせる「ボトルネック(障害物)」に過ぎないという。
こうしたリーダーたちの狂気に当てられたのか、現場の研究者たちは疲弊している。今年2月、Anthropicの安全研究者ムリナンク・シャルマは、「AIが生物兵器や社会崩壊を招く」という衝撃的な警告を残して突然辞職した。彼の去り際の言葉はこうだ。
「私は姿を消して、これからは詩を書くことにする」
あまりにドラマチックだが、これがAI開発の最前線にいる人間のリアルな反応なのだろう。同社は現在、「AIのための精神科チーム」を設立し、AIが見せる「不気味な挙動」を治療しようと試みている。

世界を動かすテック・エリートたちは、私たちが想像する以上に「あちら側」の世界に足を踏み入れている。彼らが信じる「神」が、人類にとって慈悲深い存在になるのか、それともすべてを焼き尽くす審判の日を招くのか。木の人形を焼く火を眺める彼らの瞳に、一体何が映っているのかを考えると、少し背筋が寒くなる。
参考:New York Post、ほか
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2024.10.02 20:00心霊AIの神を崇拝、木の人形を焼く儀式…… 世界を牛耳る「テック・エリート」たちの常軌を逸した素顔のページです。イーロン・マスク、エリート、OpenAI、AIなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで