未知の第9惑星「プラネット・ナイン」が2026年に発見される!? 科学者が語る巨大惑星の存在と「滅亡の星ニビル」伝説の真相

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 夜空を見上げ、そこにまだ誰も見たことのない「未知の巨大惑星」が隠れていると想像してみてほしい。

 かつて、太陽系の第9惑星といえば「冥王星」だったが、2006年に準惑星に格下げされて以降、私たちの太陽系は「8つの惑星」で構成されているのが常識となった。しかし今、世界中の天文学者たちが血眼になって探している「真の第9番目の惑星(プラネット・ナイン)」が存在する可能性が、かつてないほど高まっている。

 早ければ2026年の夏にも、その姿が歴史上初めて確認されるかもしれないのだ。

冥王星の遥か彼方に潜む「地球の5〜10倍」の巨大惑星

 カリフォルニア工科大学のコンスタンチン・バティギン教授とマイケル・E・ブラウン博士のチームは、過去10年間にわたり、この「プラネット・ナイン」の存在を主張し続けてきた。

 彼らの予測によれば、この未知の惑星は地球の5〜10倍の質量を持ち、太陽から海王星までの距離の「約20倍(約500〜600天文単位)」という途方もない遠い軌道を回っている。もし実在すれば、太陽の周りを1周するのに1万年から2万年もかかるという、文字通りの「氷の巨星」だ。

 ブラウン博士はかつて、「古代から発見されてきた真の惑星は2つ(天王星と海王星)しかありません。もしこれが見つかれば、人類にとって3つ目の真の惑星発見になります。太陽系にはまだ見つけるべき大きな塊が残っている。これは非常にワクワクすることです」と語っている。

なぜ「見えない惑星」があると言えるのか?

 姿が見えないのに、なぜ科学者たちはその存在を確信しているのか。その根拠は、海王星のさらに外側にある「カイパーベルト」と呼ばれる領域に存在する、小さな天体たちの「不自然な動き」にある。

 2003年に発見された「セドナ」などの遠方天体の軌道が、なぜか一方向に偏って(クラスター化して)いるのだ。ブラウン博士はこの現象を、非常にわかりやすい例えで説明している。

「時計の6つの針がバラバラの速度で動いているのに、パッと顔を上げた瞬間に、すべての針がまったく同じ方向を指しているようなものです。そんなことが偶然起こる確率は、100分の1にも満たないでしょう」

 つまり、何かしらの「巨大な重力」が、これらの小さな天体たちを操り、軌道を揃えているとしか考えられない。その重力源こそが、未だ見ぬプラネット・ナインだというわけだ。

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古代シュメールの「滅亡の星ニビル」ではない

「太陽系の外れに潜む巨大な未知の惑星」と聞くと、オカルトファンなら真っ先に古代シュメール文明の神話に登場する「ニビル」を思い出すだろう。ゼカリア・シッチンらが提唱した「地球に接近して大災害をもたらす滅亡の星(あるいは宇宙人アヌンナキの故郷)」というあの都市伝説だ。

 しかし、バティギン教授はこのオカルト的な懸念を一笑に付す。

「もしプラネット・ナインの重力が地球を破壊するのではないかと心配しているなら、重力の『逆2乗の法則』を復習することをおすすめします」と彼は言う。

 プラネット・ナインは地球の約5倍の質量だが、距離は500〜600天文単位も離れている。一方、木星は地球の300倍の質量があり、距離はわずか4天文単位しか離れていない。

「だから、もし重力の脅威を心配するなら、プラネット・ナインよりも木星を心配すべきです」とバティギン教授はバッサリ斬り捨てる。プラネット・ナインは地球を滅ぼす「破壊者(デストロイヤー)」ではなく、ただ太陽系の果てで静かに公転しているだけなのだ。

2026年夏、チリの最新望遠鏡が「答え」を出す

 科学界で賛否両論を巻き起こしてきたプラネット・ナイン仮説だが、ついに今年、白黒がはっきりとつく可能性が高い。チリの山頂に建設された「ヴェラ・C・ルービン天文台」が、ついに本格的な観測を開始したからだ。

 この天文台には、天文学史上最大のデジタルカメラが搭載されており、広大な夜空を驚異的な詳細さで繰り返し撮影することができる。暗くて遠く、ゆっくりとしか動かないプラネット・ナインを見つけるには、これ以上ない最強の「目」となる。

「今年の夏から、新しい発見のデータが続々と入ってきます」とバティギン教授は期待を寄せる。「ルービン天文台が空を数ヶ月間観察し、太陽から地球の数百倍も離れた場所に天体を見つける。それがプラネット・ナインです。直接的な確認ができれば、その存在の議論を終わらせ、次はその惑星がガスでできているのか氷なのかといった『より面白い問題(特徴づけ)』に進むことができます」

 もちろん、10年間追い続けてきた仮説が「やっぱり存在しなかった」という結果に終わる可能性もある。バティギン教授は「もし見つからなかったら最悪の気分になるでしょうね。でも、科学者はデータが示す場所へ行かなければなりませんから」と、科学者らしい客観的な姿勢を崩さない。

 もし今年の夏、あるいは数年以内に「第9惑星発見」のニュースが世界を駆け巡れば、私たちの理科の教科書は再び書き換えられることになる。宇宙の果てではなく、太陽系にすら、まだまだ未知の世界が広がっているのだ。

参考:The Debrief、ほか

TOCANA編集部

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