超ハイスペック「中華バイク」登場で日本製品が駆逐される…中国はもはや粗悪品大国ではない!

■中国製エンデューロレーサーが登場

「いままで、中国国内でオフロードバイクのエンジンを作っていたのは数社しかなかったんです。その中でも水冷エンジンは1社しか作っていませんでした。去年新しく水冷エンジンを作った会社が登場し、しかも2ストロークなんです」

2ストロークエンジンは軽量でハイパワーという特徴を持つが、排ガス規制などで世界的にも近年生産されなくなっている。

「日本では2ストロークエンジンはほとんど生産されなくなりましたが、ヨーロッパではまだ生産が継続しています。もっぱらレース用ですけど」

超ハイスペック「中華バイク」登場で日本製品が駆逐される…中国はもはや粗悪品大国ではない!の画像4
去年発表された中国製エンデューロマシン

「それで去年、水冷2ストロークエンジンを積んだエンデューロバイクが登場したんです。スペックがすごくて、125ccで36馬力、90kgです」

通常、125ccクラスのエンジンは10馬力程度だ。いかに高出力かがわかる。でも、なんかどっかのバイクに似ている。

「工場の担当者は否定していますが、ヨーロッパメーカーのバイクに似ていますね。でも、オフロードバイクって80年代にはすでに基本構造が出来上がっていたんです。だから、どうやっても似たようなデザインになってしまう」

じつは1980年代に世界を席巻した日本の4大メーカーは、モトクロスバイクの開発で競っていた。エンジン、フレーム、サスペンションといった基本構造は、この時に出来上がったという。

「日本のバイクメーカーが世界的にバイク市場を支配したとき、ヨーロッパメーカーは絶滅寸前になったんです。それが90年代になってぼちぼち復活するのですが、そのときのヨーロッパメーカーの出したオフロードバイクには80年代に日本メーカーが開発した技術が詰まっていました」

歴史は繰り返すというが中国のバイクメーカーも90年代のヨーロッパメーカーと同じことをやっているわけだ。

「もっとも、さらにさかのぼれば日本のバイクメーカーもヨーロッパのバイクをまねていた時期があるんですけどね」

ハムスクエアでは、この高性能エンデューロバイクを輸入する予定だという。クラウドファンディングのキャンプファイヤで公開しているというので興味のある人は下記リンクを見てみて欲しい。

https://camp-fire.jp/projects/view/221629

文=平清水九十九

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

超ハイスペック「中華バイク」登場で日本製品が駆逐される…中国はもはや粗悪品大国ではない!のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング05:35更新