オワコンの日本、起死回生の一手は「ジャンクフード」!? ラーメン次郎、マクドナルド、ポテチをガンガン食いまくれ…という説

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画像は「getty images」より


 塩にはナトリウムが含まれていて、ナトリウムは細胞内で神経の伝達に使われるため、これが枯渇すると精神活動が低下する。ナトリウムと同様に重要な栄養素に動物性脂肪が挙げられるだろう。脳細胞は損傷すると周囲にあるグリア細胞が働いて修復する機能を持つが、グリア細胞は脂肪で出来ているので、脂肪が足りないと修復がうまくいかない。このように、なにかと敬遠されがちな塩も動物性脂肪も実は脳や神経に欠かせないものなのである。そして、これらが枯渇すると「うつ病」などの精神疾患にかかりやすくなると言われている。

 たとえば、秋田県で自殺率が非常に高いのも「塩」と「動物性脂肪」が関係していると筆者は睨んでいる。従来の説明では、高自殺率の原因は、秋田県が日本海側の日射量が少ない気候地帯にあるため、光線性のうつ病が多いからだとされる。

 しかし、実は秋田県は減塩運動が盛んで、伝統的に動物性脂肪を摂る習慣が少ないのだ。隣の山形県は秋田県とほぼ同じ気候だが、自殺率はそれほど高くない。なぜなら、山形県民は日本一ラーメンを食べているからだ!! 秋田県ではラーメンよりも稲庭うどんを食べ、肉をあまり食べない。秋田県でうつ病による自殺が多いのは、塩と脂肪が少ないためだと言えるだろう。

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画像は「山形歯科医院」より引用

 先ほどの砂糖消費量のグラフを見てほしい。1970年代をピークに減少していることがわかる。日本人の脳を動かしているエネルギーが減っているのだ。しかも重要なことは経済が衰退する90年代以前から砂糖の消費量が減少しているという点だ。砂糖の消費量減少と経済の衰退は相関している

 現在、塩は一部の本態性高血圧症を除けば、高血圧とは関係がないことがわかっている。砂糖に関しても国際的に見れば、日本はトップのブラジルなどの3分の1程度の摂取量であり、多少消費量が増加したところで、子供の虫歯が増えるぐらいだ。

 日本では当初、1日10gを目標に減塩を進めてきたが、最近ではそれがさらに進み、WHO(世界保健機構)の推奨摂取量は1日5gになった。もともと日本人は1日に20g以上の塩をとってきたことを考えると、無気力な若者や草食系男子が増加した背景には極度の減塩があったと見ることができる。日本人にやる気を取り戻すためには、減塩をやめればいいのではないか

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