オワコンの日本、起死回生の一手は「ジャンクフード」!? ラーメン次郎、マクドナルド、ポテチをガンガン食いまくれ…という説
フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットは、「パンがなかったらお菓子を食え」と言ったらしいが、これも貴族の思い上がりだけから出た言葉ではない。このころには民衆の間でも砂糖菓子が食えるほど砂糖が普及していたからだ。そして、イギリスの産業革命と同じく、フランス革命の背後にも砂糖があったと考えられる。人間の脳は糖分で働くが、通常は体内でデンプンを分解して糖を得ている。砂糖は直接脳に栄養を与えるので、非常に効率がいいのだ。砂糖得た人間は、以前より長時間考えることができるようになった。
近代産業が発達するにつれ、砂糖の消費量が増えていることがわかる。
日本に砂糖が入ってきたのは、16世紀以降になる。長崎の出島経由でわずかな砂糖が輸入されていた。江戸時代中期には江戸の庶民にも手の届くほどの量が入ってきたが、本格的に砂糖が普及するのは、江戸末期に薩摩藩が琉球でサトウキビの栽培に成功してからだ。この頃の歴史的偉人も砂糖を愛好しており、坂本龍馬は常に懐に金平糖を持ち歩いていたし、西郷隆盛の好物は甘いたれにつけて焼いたウナギだったと言われている。
明治になって近代産業が興隆すると砂糖の消費量はウナギ登りになる。途中戦争で中断するが、1970年代のピークまで砂糖の消費量は増え続けた。
■塩の重要性
もう1つ忘れてはならないのが、砂糖と共に重要な栄養素は「塩」である。古代において塩は兵士の給料として支払われたというが、それは塩には単なる栄養だけではない要素があるからだ。相撲では立ち合い前に土俵に塩をまき、時折力士が指についた塩をペロリと舐めるが、これは科学的に理に適った行為だと言える。塩には“やる気”を促す効果があるからだ。
減塩については以前の記事で指摘しているが、要点を書いておこう。
●日本政府が国民の「塩の摂取量」をコントロールする陰謀的理由とは!? 減塩はうつ病・自殺の増加原因というデータも
江戸時代、罪人は牢に入れられたがそこでは粗末な食事が出された。ところが牢で出される食事にはほとんど塩気がなかったという。牢にはたくさんの罪人が押し込まれた。当然、牢内ではケンカが絶えない状態になる。しかし、塩気のない食事を摂ると、罪人は次第におとなしくなったのだという。塩気を抜くと人間からやる気を奪うのである。
日本では高血圧、成人病予防として1970年ごろから減塩運動が始まる。減塩運動の普及とともに、不思議な現象が日本社会に現れた。三無主義、しらけ世代と呼ばれるやる気のない大量の若者だった。また、最近では草食系といった異性に関心のない集団も指摘されている。
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2024.10.02 20:00心霊オワコンの日本、起死回生の一手は「ジャンクフード」!? ラーメン次郎、マクドナルド、ポテチをガンガン食いまくれ…という説のページです。スイーツ、ラーメン、塩、脂肪、うつ病、砂糖、産業革命、フランス革命、平清水九十九、減塩運動、無気力、経済衰退などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで