結合双生児の未熟児が誕生! 悲しすぎるビジュアル公開
【閲覧注意】結合双生児の未熟児の悲しすぎるビジュアルが医学メディアで公開される

体が結合した状態で生まれる赤ん坊は「結合双生児」と呼ばれる。受精後13日目以降に受精卵が分裂すると、双子が部分的にしか分離せず結合双生児となる。約20万人に1組の割合で生まれ、約40~60%が死産となり、約35%は産後1日程度で死亡するとされる。出産後も生き延びることができるのは全体の5~25%に過ぎない。
結合双生児の中でも、頭が結合した頭結合体は珍しい。医学メディア「MEDizzy」には、頭結合体の未熟児の画像が掲載されている。解説によると、この赤ん坊は頭蓋骨を共有しているだけでなく、肝臓や心臓、上部消化管系、メッケル憩室(小腸の中間部分にみられる袋状の突起物)も融合していたという。4本の腕と脚もみられる。このような頭結合体は生存不能になる傾向がある。解説にはこれ以上の詳細が記載されていないため、どのような経緯でこの赤ん坊が生まれたのかは不明である。
頭結合体の興味深い症例が、米国立生物工学情報センター(NCBI)の公式サイトで2014年に公開された。頭結合体を出産したのは、妊娠30週で産婦人科に入院した25歳の妊婦だった。彼女は3回の妊娠経験があり、そのうち1回は中絶である。また、早産だった双子は出産後に死亡している。今回の妊娠中に催奇形性物質に暴露したことはなく、出産前に出生前診断や超音波検査を受けていない。経膣分娩で生まれた結合双生児は、体重1.08キロで、呼吸が弱かった。赤ん坊はすぐに小児科の新生児治療室に移された。
この赤ん坊には、頭が1つ、顔が1つ、首が1つ、胸部と腹部が1つ、臍帯が1本だった。顔には、2つの目と1つの鼻、2つの耳があった。胸部の前面と背面には、両側に2つずつ合計4つの乳首があり、1本の背骨に対して4本の腕が生えていた。一方、下半身は分かれており、4本の脚と2つの女性器があった。心臓は左部位に存在し、肝臓も1つだった。
結合双生児が生まれる原因については依然として謎が多いという。その謎が解明される日が訪れることを願いたい。
(文=標葉実則)
※無修正の画像はMEDizzyで確認できます。
参考:「MEDizzy」ほか
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