自身の“排泄物”でスキンケア！？インフルエンサーの極端な美容法が物議を醸す

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自身の排泄物を活用した「美肌術」

　ブラジル人のインフルエンサーであるデボラ・ペイショト氏（32歳）が、衝撃的な美容法を公開し、インターネットで議論を巻き起こしている。彼女は自身の排泄物を使用してフェイスマスクを作り、「肌がより柔らかく、輝くようになった」と主張しているのだ。

　デボラ氏は、Instagramで68万人のフォロワーに向けてこのユニークな美容法を紹介。彼女の動画は5万7000回以上再生され、多くの注目を集めた。「他の人がこの方法を試して肌の健康が改善されたという話を聞いて、私も挑戦してみることにしました」と彼女は語る。

具体的な方法と効果

　動画では、小さな容器に保存した排泄物を冷蔵庫から取り出し、スパチュラで顔に塗る様子が映し出されている。鼻に洗濯バサミをつけながら2分間パックを行い、その後洗浄剤と水で洗い流すという手順だ。デボラ氏は「数週間後には、肌がより柔らかく、シミが減り、輝きを増した」と述べている。

　さらに彼女は、別の美容法として自身の尿もスキンケアルーティンに取り入れている。「朝一番の尿を顔に塗り、水で洗い流します。これで肌の潤いが改善され、ニキビ治療にも効果があると感じています」と説明する。この方法を夫のアンダーソン氏にも試したところ、「最初は抵抗があったが、結果は認めざるを得ない」とのことだ。

科学界の警告

　この斬新な美容法について、専門家たちは警鐘を鳴らしている。ロンドンの皮膚科医ソフィー・モーメン博士は、「排泄物や尿をスキンケアに使うことは非常に危険で非衛生的だ」と指摘する。博士によれば、排泄物には細菌や毒素、病原菌が含まれており、感染症や肌の炎症を引き起こすリスクがあるという。

　尿についても、「排出直後は無菌だが、すぐにアンモニアに変化し、肌のpHバランスを乱す可能性がある」とのことだ。彼女は「このような方法は科学的根拠がなく、医療専門家からは推奨されない」と強調する。

　さらに、「ハリのある透明感のある肌は、ヒアルロン酸やレチノイド、ビタミンCなどの科学的に証明された成分を使用したスキンケアで実現するのが最善だ」と述べている。

デボラ氏の主張

　デボラ氏は批判されることを理解しつつ、「自分の経験を共有することが大切」と語る。「私の目標は、誰かを説得することではなく、自分に合った方法を見つける重要性を示すことです」と述べ、「結果が出ている限り、この方法を続けていきます」との決意を表明している。

　しかし、専門家からの警告を踏まえ、こうした「極端な美容法」の真似を控え、信頼性のあるスキンケア製品や方法に基づくアプローチを検討すべきだろう。新しい美容法に挑戦する際には、その安全性をしっかり確認することが重要だ。

　奇抜な美容法が話題を呼ぶ一方で、科学的根拠と安全性が重視されるべきである。デボラ氏の体験談は「独創的な挑戦」の一例だが、それが万人に適するわけではない。自身の健康を守るために慎重な判断を心がけたいところだ。

参考：Mirror Online、ほか

文＝深森慎太郎

深森慎太郎

人体の神秘や宇宙の謎が好きなライター。未知の領域に踏み込むことで、日常の枠を超えた視点を提供することを目指す。

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