セレブ御用達のクリニックで植毛手術を受けた男性の頭がヤバすぎる…まるでエイリアン

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　ロンドン在住のダンサー兼アーティスト、カナ・フレックス氏が、植毛手術の経験をSNSで公開し、大きな注目を集めている。セレブ御用達のクリニックで行われたこの施術は、手術の詳細や術後のユーモラスな様子も含め、多くの人々の関心を引いている。

4000本のグラフト移植

　カナ氏は、2023年1月16日にロンドンのウェンブリーにあるクリニックで植毛手術を受けた。手術では、後頭部のドナーエリアから採取した毛包を頭頂部の薄毛部分に移植する方法が採用され、合計4000本のグラフト（約8000本の髪の毛）が使用された。

「私の生え際は比較的問題なかったが、頭頂部とドナーエリアだけが注意を要した」と彼はSNSで述べている。施術は午前8時30分に始まり、初回相談、手術計画、書類記入などを経て約4時間で完了した。手術前には頭を完全に剃る「ゼロカット」を体験し、彼にとってはこれが初めての経験だったという。

　手術中、カナ氏は局所麻酔を複数回受けた。頭部が膨張するような感覚を覚えたものの、最終的には麻酔の効果で痛みは感じなかったと述べている。「全体的に思ったよりも穏やかな体験だった」と彼は振り返った。

術後の経過 ― ユーモアで乗り切る“膨張”

　術後、カナ氏は頭部の大きな腫れに直面した。これは植毛手術でよく見られる副作用であり、特に術後数日間にかけて現れるものだ。腫れが顔や目に広がるのを防ぐため、彼は医師の指示で専用のバンドを着用している。このバンドは3日間以上の使用が推奨されており、術後エリアを安定させ、出血や浮腫のリスクを軽減する役割を果たす。

　この腫れに対し、ネット上では彼の外見をアニメキャラクターの「メガマインド」や「アメリカン・ダッド」のロジャーと比較するユーモア溢れるコメントが寄せられた。カナ氏はこれらの反応を受け入れ、「今はエイリアンみたいに見えるけど、プロセスを信じて」と笑い飛ばしている。

　1月19日の投稿では、腫れが目の周囲に移動したことを報告し、「まるでマイク・タイソンと10ラウンド戦った後みたいだ」と冗談交じりに語った。

医師の見解と注意点

　専門家によると、術後の腫れは自然な炎症反応であり、術中の麻酔薬や溶液の影響による液体の蓄積が主な原因だという。通常、数日以内に収まるが、長引く場合や異常な症状が見られる場合は医師の診察を受ける必要がある。

　植毛専門医エムラ・シニク博士は、「術後の腫れは一般的であり、健康に大きなリスクをもたらすものではない」と説明する。術後の浮腫は結果に影響を与えないが、患者の心理的負担になることも多いため、医療機関による適切なフォローが重要だという。

　カナ氏の植毛体験は、術後の苦労やユーモラスな外見を含め、多くの人々に手術の現実を伝えるきっかけとなった。植毛手術は進化を遂げ、多くの人にとって自己肯定感を高める手段となっているが、そのプロセスには時間と忍耐が必要なようだ。

　手術を受けるかどうか迷っている人にとって、彼の経験はリアルで率直な情報源となるだろう。結果を焦らずプロセスを信じる――それが成功への鍵であることを彼の姿は教えてくれている…のかもしれない。

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参考：Misterios do Mundo、ほか

TOCANA編集部

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