第三次世界大戦の足音? 緊迫する世界で「最も安全な国」はどこ?日本もランクイン

アメリカがイランへの攻撃に踏み切ったとの報を受け、世界に緊張が走っている。ウクライナやガザでの紛争も終わりが見えず、まるで「第三次世界大戦」が絵空事ではないかのような不安が世界を覆っている。
このような不安定な時代だからこそ、改めて問い直す価値があるだろう。「世界で本当に平和な国は、一体どこなのか?」と。
毎年「経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)」が発表している「世界平和度指数(Global Peace Index)」は、その問いに一つの答えを示してくれる。この指数は、世界163カ国を対象に、国内の治安、近隣国との関係、軍事化の度合いといった様々な指標を基に、各国の平和度をランク付けしたものだ。
栄光の1位は氷の国。世界が認める「安全な国」トップ20
さて、その最新ランキングを見てみよう。
世界で最も安全な国と評価されたのはアイスランド。驚くべきことに、これで17年連続の首位だという。トップ10にはヨーロッパの国々がずらりと並び、その平和度の高さが際立つ結果となった。
気になるトップ20の顔ぶれは以下の通りだ。日本もランクインしている。
【世界で最も安全な国 トップ20】
1. アイスランド
2. アイルランド
3. オーストリア
4. ニュージーランド
5. シンガポール
6. スイス
7. ポルトガル
8. デンマーク
9. スロベニア
10. マレーシア
11. カナダ
12. チェコ
13. フィンランド
14. クロアチア
15. ドイツ
16. 日本
17. オランダ
18. ブータン
19. ハンガリー
20. ベルギー

ランキングの背景にある「リアルな危機」
この平和度ランキングが、今なぜこれほど注目されるのか。それは、ランキングの背景に横たわる「リアルな危機」があるからに他ならない。
事の発端は、イスラエルによるイラン核関連施設への攻撃だ。これに対しイランが報復。緊張が高まる中、トランプ大統領が自身のSNSで、イランの核関連施設3カ所への攻撃が成功したと発表したのだ。
トランプ大統領は「我々の偉大な米国の戦士たちを祝福する」「今こそ平和の時だ!」と投稿したが、イラン側はこれを「国連憲章と国際法への重大な違反」と激しく非難。「自衛のためのあらゆる選択肢を留保する」と述べ、報復も辞さない構えを見せている。
この一連の動きは、中東全域を巻き込む「全面戦争」に発展しかねない危険性をはらんでおり、世界中が固唾をのんで情勢を見守っている状況だ。
このような緊迫した国際情勢を目の当たりにすると、平和度ランキングの数字が、単なるデータではなく、かけがえのない価値を示していることに改めて気づかされる。
日本は16位にランクインしたが、この順位を手放しで喜べるだろうか。国内に目を向ければ、治安の悪化を肌で感じるようなニュースが後を絶たないのも事実だ。この順位に安住することなく、私たちが守るべき日常の平和とは何か。今こそ、真剣に考える時なのかもしれない。
参考:Daily Star、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊第三次世界大戦の足音? 緊迫する世界で「最も安全な国」はどこ?日本もランクインのページです。核戦争、平和、安全、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで