天才ニコラ・テスラは時空を超えていた!? 1895年に起きた“失われたタイムトラベル実験”

イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 稀代の天才発明家、二コラ・テスラはタイムトラベルに成功していたのか――。一説によればテスラが開発したタイムマシンは、過去、現在、未来を同時に体験できるという。

■ニコラ・テスラはタイムトラベルしていた!?

 過去や未来を旅することができるという考えは、昔から人々を魅了してきた。そして古来から伝わる神話や伝説などでは、タイムトラベルを彷彿させる描写が数多く残されている。

 さらには実際、これまでに少なくない研究者たちがタイムマシンの開発を試みてきた。

 セルビア系アメリカ人のエンジニアで発明家、ニコラ・テスラ(1856-1943)もまたタイムトラベルの研究とタイムマシンの開発を行っていた可能性があるようだ。

 伝えられるところによると、1895年、テスラは磁場が時間と空間に影響を与える可能性があることを示唆する衝撃的な発見をした。磁場によって時間と空間を変化させることができるというこのアイデアは、数々の実験につながり、米海軍のタイムトラベル実験「フィラデルフィア計画」の考案につながったと言われている。

 テスラはタイムトラベルのアイデアに取り組み、その過程で驚くべき成果を遂げたと考えられ、磁場を用いて時空の障壁を“改変”し、最終的に別の時空へアクセスできることを突き止めたというのだ。

 しかしこのタイムトラベルを証明する、あるいは反証する文書がまったく存在しないため、テスラが実際にタイムトラベルを達成したかどうかは依然として不明だ。

 唯一わかっているのは、1895年にテスラが取り乱した様子で目撃されたという証言が彼の助手によって残されていることだ。その助手によれば、テスラがある実験を行っていた際に、自身が開発した機器によって致命的な感電に襲われたというのだ。この機器とはタイムマシンだったのだろうか。

 感電で死の淵をさまよっていた最中、テスラは自分が全く異なる時空の窓の中にいることに気づき、人工的に作り出された「磁場」の中にいながら同時に過去、現在、未来を見ることができたと話したのだという。タイムトラベル実験は成功していたのか。

Photo by Dickenson V. Alley, Wellcome Collection, Public Domain

 豪クイーンズランド大学の物理学者、ジャメイン・トバー氏が2020年に発表した研究では、タイムループやタイムトラベルが理論上可能であり、イベントが過去と未来の両方に存在する可能性を指摘している。過去、現在、未来を同時に見たというテスラの話は、最先端の理論物理学でも示唆されているのだ。

 しかし残念ながら、テスラの助手の主張を裏付ける文書は今のことを見つかっていない。

 テスラが実際にタイムトラベル実験をしており、「フィラデルフィア計画」に関わっていたのであれば、この助手以外にも事情を知る者がほかにもいるのかもしれない。

 そしてまだどこかに残されているかもしれないニコラ・テスラにまつわる文書や証言が新たに発掘されることを期待したい。

参考:「Ancient Code」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

仲田しんじの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

天才ニコラ・テスラは時空を超えていた!? 1895年に起きた“失われたタイムトラベル実験”のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで